昭和40年生まれのTUBEのボーカル・前田亘輝が岩手県大船渡市内で復興応援ライブを開いた。
前田がフロントマンを務めるTUBEは1985年にデビューした4人組バンドで、ベースを務める角野秀之も同じく昭和40年男だ。86年にリリースした『シーズン・イン・ザ・サン』が大ヒット。その後も『SUMMER DREAM』や『あー夏休み』、『夏を待ちきれなくて』『夏を抱きしめて』『だって夏じゃない』などなど、夏をテーマにした楽曲を多数ヒットチャートに送り出し、「夏といえばTUBE」と親しまれるようになった。2012年には34枚目のアルバム『SUMMER ADDICTION』をリリースし、飾らない爽やかさでファンを魅了し続けている。8月31日と9月15日には神奈川と大阪で毎年恒例のスタジアムライブを開催することが決まっている。
前田は東日本震災震直後から支援活動を続けている。被災された方々が1日でも早く笑顔で元の暮らしが取り戻せるようにと、被災地の方々を勇気づける何かを継続して行なっていきたいと考え、昨年も、岩手や宮城沿岸の4ヶ所でフリーライブを開催した。今回は、もう一度、大船渡でライブをしたいという前田の申し出に大船渡青年会議所が協力し、開催にいたったのだそう。
ライブは『がんばれ大船渡!復興応援ライブRETURN』と題し、小学校の体育館で開催され、子供からお年寄りまで400人もの人が集まったとのこと。『夏だね』を皮切りに、『シーズン・イン・ザ・サン』などのTUBEの代表曲の他、みんなが楽しめるようにと邦楽の名曲も歌い、1時間にわたるステージは大盛況で幕を閉じたのだそう。ライブ終了後には地元の青年部や行政関係者との座談会に参加し、震災から2年3ヶ月が経過した被災地の現状に熱心に耳を傾けたという。岩手日報によると、前田は「10年後、こんないいまちになったかという姿を見たい。(支援や歌を通じ)子供たちへつながるパスを出していく」と継続的な支援を約束したのだそう。前田の今後の支援活動に注目していきたい。
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