昭和40年生まれの天文学者・阪本成一が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新展示館の計画を担当する。
阪本は東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を終了後、国立天文台助手・助教授を経て2007年よりJAXA宇宙科学研究所教授宇宙課広報・普及主幹に就く。研究者でありプロモーターでもあり、年間100日以上を講演やPR活動で飛びまわり研究者自らが最前線に立って広報活動を行なっている。
その阪本が、2017年度までの完成を目指し、神奈川県にあるJAXAの相模原キャンパスにロケットや人工衛星などの研究成果を紹介する展示館の建設計画を担当することとなった。
現在、同キャンパスでは1階ロビーを展示スペースに充てており、そこには2010年に帰還した小惑星探査機『はやぶさ』の実物大モデルが展示されていたり、1970年に打ち上げられた日本初の人工衛星『おおすみ』の予備機、55年に水平発射実験が行なわれたペンシルロケットの実物などが並んでいる。
この展示室の見学者が急増していることや、スペース的な問題で紹介しきれないものがたくさんあるために今回の新展示館建設の計画が持ち上がったのだそう。阪本は、日本の宇宙開発を黎明期から紹介できるような展示館を構想しているとのこと。これは開館する日が楽しみだ。
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