ホンダは、250ccクラスのスクーター・フォルツァをフルモデルチェンジし、新たに『フォルツァ Si』として7月19日(金)より発売する。
フォルツァは、95年に登場したヤマハ・マジェスティの人気に対抗して2000年に登場した250ccスクーター。歴代モデルともにネコ科の目を思わせる異型ヘッドランプをアイデンティティとしており、スポーティなスタイルが印象的なモデルとして人気を集めてきた。
今回のモデルチェンジで4代目となり、ネーミングも『フォルツァ Si』として一新。ニューモデルは、「ジャスト フィット! ダイナミック オールマイティー コミューター」を開発キーワードに掲げ、実用性と快適性を徹底的に追求したのが特徴。歴代フォルツァのスタイルやデュアルヘッドライトは継承しつつ、ウインカーをV字状に配置するなど新しさも演出。スクリーンはスポーティなショートタイプを採用している。
新たに開発されたパワーユニットは、水冷OHC4バルブ単気筒エンジンで、最大出力は23PS/7,500rpm、最大トルクは2.3kgm/6,000rpmを発揮する。低フリクション技術として、オフセットシリンダーやローラーロッカーアーム、一体式クランク、メタル軸受けと密封式クランクケースなどを採用。管径と容量の最適化を図ったマフラーなどとの融合で低・中回転域から高回転域までスムーズで力強い出力特性だとしている。
また、フレームも新設計された他、エンジンの懸架にはオレオリンクと呼ばれるリンク機構によって車体振動の軽減を図っているという。車体色は赤、白、黒の3色で、価格はABSなしが53万9,700円、ABS付が58万9,050円。