昭和40年生まれのファッションデザイナー・丸山敬太が、日本航空の新制服のデザインと監修を務めた。
丸山は87年に日本のアパレル企業でキャリアをスタートさせ、90年にフリーデザイナーとして活動を開始。人気アーティストDreams Come Trueのステージ衣装のデザインを手がけたことでその名が知られるようになった。
その後、94年の東京コレクション(東京で年2回開催されるファッションショー。世界四大コレクションの次席に位置づけられる世界的なコレクションのひとつ)で『KEITA MARUYAMA』をデビューさせ、97年にはパリコレにデビュー。その後も伊勢丹の制服デザイン、ユニクロのカシミヤ商品の企画など幅広く活躍を続け、一昨年は東京を中心に活躍する13ブランドの女性デザイナーと組んでアイテムを作り、それを販売する移動型ショップ『Beauty Bar』という新プロジェクトをスタートさせている。
その丸山が、9年ぶりにリニューアルすることとなったJALの制服デザインを手がけ、その制服の着用が6月1日から始まり話題を呼んでいる。
新制服は「美しいデザイン」「吟味された機能性」「おもてなしの心」を表現しているのだという。そしてJALグループ内の客室乗務員や搭乗・貨物部門の制服デザインを統一し、一目でJALグループ社員だと分かるように視認性の高さも追究している。スカーフや肩には同グループが2年前に復活させたシンボルマーク「鶴丸」が描かれている。丸山は「デザイナーになって、日本を代表するエアラインの制服をデザインすることが夢のひとつでもありました。夢が叶いました。実際に着用する方々の「誇り」や「一体感」など、モチベーションを大切にデザインしました。」と公式コメントを寄せている。出張や旅行の際に空港で見ることもあるだろう。タメ年デザイナーが手がけた制服にぜひ注目してみてほしい。
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