昨日は浅草秘密基地レポートにしたので、
1日はさんでの高知編をもうひとつお送りします。
取材のため1日先行で高知に入っていた俺を追いかけるように、
イベントスタッフたちも到着した。
思ったよりもずっと早かったため、偉そうに幕末史の講釈をたれながら
史跡や博物館など、市内を案内した。
そして夜、というよりまだ陽は高かったが、お楽しみのグルメである。
若い連中に勉強ばかりじゃ肩がこるし、やはり呑み食いの楽しい時間は大切だしね。
ということで、最高のグルメスポットにくり出したのだった。
ひろめ市場というオープンは98年の比較的新しいスポットであるが、
中に足を踏み入れると「おお、高知ぜよ」と勝手ながら感じてしまう空間である。
酒とつまみを売っている店が建ち並び、
平日の昼間からガンガン呑んでいるおっちゃんがたくさんいるのだ。
屋台村のようであるといえばイメージがつきやすいだろうか。
だが、スケールがデカイ。
呑み食い物の店だけでなく、みやげもの屋など何十件もの店が
まるで無秩序に並んでいるのだ。
数多くのテーブルが置いてある広場で酒をくらいながら、
まさに市場のように並んだ店を思い思いに人が行き交っている。
とまあ、こんな感じの巨大スペースだ。
俺たち5人はお目当ての店の前に陣取り、
まずは生ビールで「カンパーイ」と宴をスタートさせた。
2人がテーブルに残り、3人に美味いものを買ってくるように命じた。
「じゃあ行ってきます」と1人はマグロ専門店で刺身と竜田揚げ、
1人は鯨専門店で刺身と竜田揚げ、
また1人も海鮮モノ屋でタコとウツボの竜田揚げと、
なぜかベクトルが揃ってしまうのは高知への期待が同ベクトルにあることの現れだろう。
「じゃあちょっと変化球で、あっちのインド料理屋をのぞいてきます」
「あそこの中華料理屋もいいなあ」
と、こんな調子である。
飲み物も焼酎、日本酒、カクテルなんでもあるし、
観光客も多いがそれっぽい騙された感じはまったくしない。
実は長旅で後入りしたスタッフを喜ばせようと、
下調べのうえ下見までしておいたスポットだったのだ。
フッフッフ、大成功だ。
そして主役であるかつおのたたきは“明神丸”で食う。
ここだけまだオープンしていなかったので、
皆かつおのたたきを食べたいのに我慢させられていた。
が、次第にわらに大きな火がついて準備が進んでいく。
そう、数あるテーブルの中でもこの場所を選んだのは“明神丸”のこんな演出もあってのことで、
もうデートの仕込みをするダサダサ男のようでもあったが、
まっ、4人ものスタッフを喜ばすためだ。
やがてオープンすると一気に列ができたが、目の前にいる俺たちには
当然アドバンテージがある。
いち早く手に入れた塩とタレの2種類のたたきが、やっとテープルに並んだのだった。
待たされ続けたからだけでない。まさに、一同感動である。
俺もこれまで何度か来たこの地で、かつおのたたきの奥深さにいつもうなってきたが、
これはまた別格だった。
地元の方に聞くと9月頃の方がいいとのことだが、いやいや十分っす。
きっと秋だったら腰抜かすね。
なれないグルメ下調べだったが、仲間の笑顔に包まれてちょっと鼻高々だった俺なのさ。
翌日はしっかりとイベントの仕事をこなし、高知の旅を終えたのだった。
こりゃすげえ! http://www.hirome.co.jp/
僕のようなアル田チュー衛門、アルバート・コール・イゾンショーなら朝からどっしり根を生やしてしまい
泥酔また泥酔必至っす。いや、土佐なら泥酔ではない、鯨飲鯨酔だ。酔鯨・豊信公だな。
これね、ホントまずいっす。近所にあったら廃人だらけになっているでしょう。もちろん真っ先に私とあなたですね(笑)。