昭和40年男・香川照之と石丸幹二と宮川一朗太が7月7日から放送の日曜劇場『半沢直樹(仮)』(TBS)に出演する。
香川は1989年NHK大河ドラマ『春日局』で俳優デビューをし、以降、ドラマや映画、舞台など多数の作品で活躍。2000年にカンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『鬼が来た!』の演技は国内外でも特に高く評価され、03年『故郷の香り』では東京国際映画祭最優秀男優賞を受賞。また2011年9月には、九代目市川中車を襲名して歌舞伎俳優に進出をはたしている。
石丸は東京音楽大学音楽学部器楽科へ進学し、サックスを専攻するが3年時に中退。1987年に東京藝術大学音楽学部声楽科に入学し、90年に劇団四季『オペラ座の怪人』ラウル・シャニュイ子爵役でデビューをはたし、91年に東京藝術大学を卒業する。卒業後は、劇団四季にて舞台俳優として活動を続け、07年に同劇団を退団し、09年より俳優活動を再開。舞台のみならず映像の世界へも幅を広げる他、10年には初のソロアルバム発売しソロコンサート開催と、音楽活動も本格的にスタートしている。
宮川は1966年3月生まれの昭和40年男。1983年に映画『家族ゲーム』で役者デビューし、同作で日本アカデミー賞 優秀新人賞を受賞する。その後、『ぼくたちの疾走』『青い瞳の聖ライフ』『ヤヌスの鏡』など数々のドラマや、『疑似らvsメカゴジラ』『ウルトラマンゼアス2』『釣りバカ日誌』などの映画、テレビCMに出演するなど活躍を続けている。30年ぶりにリメイクされ、現在放送されているドラマ『家族ゲーム』にもゲスト出演をし、話題を集めた。また5月20日からオンエアとなった日産の軽自動車『日産デイズ』のテレビCMにも出演している。
その3人の昭和40年男が共演するドラマ『半沢直樹(仮)』は、人気作家・池井戸潤の小説『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』をベースとした物語。バブル期、都市銀行は全部で13行あり、銀行に入れば一生安泰と言われた時代だった。そんな時代に入行した主人公の銀行員を中心に、銀行の内外に現れる“敵”と戦い、組織と格闘していく様子を描き出す。
香川は、劇中で、(架空の銀行)東京中央銀行で歴代最年少でスピード出世し、常務となった切れ者を演じる。石丸と宮川の役どころの詳細は明らかになっていないが、先日、石丸は公式twitterで「テレビドラマでは舞台でなかなか経験できない役柄に臨みたいと願っています。原作のイメージをお伝えできるよう努めます」とツイートしていた。また宮川は自身のブログで同ドラマの衣装合わせに行った際「今回は年齢が結構上の設定なので、パッとしないおっさんです(笑)性格的にあまり良いとは言えないキャラですが、その分作りがいがありそうです。今までにないキャラにするかもしれません。役者魂が燃えてきたぞ~」とつづっている。昭和40年男たちの演技に注目したい。
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