カタログハウスは、見たい星を自動で探索できる望遠鏡『スカイアライン望遠鏡』の販売を開始した。
少年時代から天体観測への憧れを持っているという昭和40年男もいるだろう。しかし、初心者にとっては、望遠鏡を扱う際、見たい星が一体どこにあるのか、機器を適切に操作できるのか、または見ている星が本当にその星なのか…などいくつものハードルがある。これらのハードルに挫折したという人も少なくないのではないだろうか。
本商品は自動探索機能を搭載しており、観測したい星を自動的に探し、その方向に自動で鏡筒を向けてくれるため、より気軽に天体観測を楽しむことができるという、まさに前記したような初心者にはうってつけの製品だ。土星や木星といった惑星から、ヘラクレス星団やアンドロメダ大星雲といった銀河まで、約4,000もの天体データの中から観たい星を選び出すことができる。
実は、このような自動探索機能付きの望遠鏡は、以前からラインナップされているそうだが、その多くは10万円以上、高いものでは50万円を超えるものもあり、初心者にとってはおいそれと手が出ない存在であった。ところが、本商品は4万円未満! まさに待ってましたというべき価格設定で、天体少年になりそこねた昭和40年男にとってはまさに朗報といえるだろう。
だが、せっかくならば、その季節にしか見ることができない星も観たいもの。本商品には、現在見えている天体の中から、コンピューターがおすすめの天体を自動で選び、順番に表示してくれるというスカイツアー機能も搭載されているため、見る時期や場所によって異なる貴重な星を観察することもできる。さらに自動追尾機能も付いているため、通常の望遠鏡のように時間ごとにずれていく星の位置に合わせて望遠鏡を調整するといった手間もない。
長期保管の際の調整も簡単で、メンテナンスもレンズに付いたゴミをブロアーで吹き飛ばす程度と、面倒なことは必要ない“屈折式”を採用しているのもうれしい。三大流星群の1つでもあるペルセウス座流星群は8月12日に最も活動が活発となり、1時間あたり30個から50個程度の流星が見ることができるという。また今年は11月から12月にかけては肉眼でも見られるほど明るい大彗星アイソン彗星が見られるというから、この夏から自動探索機能付きの天体望遠鏡『スカイアライン望遠鏡』で宇宙に思いをはせてみてはいかがだろうか。
対物レンズ径60mm、焦点距離70cm、接眼レンズ径25mm・9mm2種、倍率28倍・78倍、自動導入&追尾機能つき、単三電池8本使用(別売)で、価格は3万9,800円。