オリンパスイメージングは、ミラーレス一眼カメラ『OLYMPUS PEN Lite E-PL6』を、2013年6月下旬に発売する。
軽量コンパクトなボディにレンズ交換の楽しみを加え、新たな市場を開拓したミラーレス一眼カメラ。その市場は年々拡大を続けている。なかでもその普及を大きく促進したのがオリンパスのPENシリーズだ。銀塩時代に軽量コンパクトなモデルとして広く普及した往年の名機で、デジタル化されて2009年に蘇ったのが新しいPENシリーズである。今回リリースされるのはより小型軽量化が図られているPEN Liteシリーズの最新機種に相当する。
1605万画素Live MOSセンサー、画像処理エンジンTruepicVI、170度回転する可動式モニターなどは前モデル『PEN Lite E-PL5』から引き継いでいる。高速オートフォーカスFAST AFシステム、スマホ感覚でライブビュー画面に触れるだけで撮影できるタッチAFシャッターなども同様だ。
新たな機能の一つが高速レリーズタイムラグモードだ。元々高速AFを搭載していることに加え、最速約0.044秒のタイムラグで撮影可能。バッテリー消費が増え、撮影可能枚数が約60枚減少するが、高速で動く被写体の撮影時に有利となる。また、低感度側にISO LOW(ISO100相当)を拡張しており、明るい日中でもより小さなF値で撮影できるようになった他、2軸(水平方向・垂直方向)水準器を搭載するなど、基礎撮影機能を向上させている。
さらに、撮影枚数や間隔を自由に設定できるインターバル撮影機能も搭載。植物の成長や流れる雲、行き交う人々、さなぎから羽化する蝶の姿などを撮影できる他、これらをつないで映画やドキュメンタリー映像のような動画を自動で作成できるタイムラプス動画機能も搭載している。
小型軽量のミラーレス機を求めている人には魅力的な選択肢となるこの『PEN Lite E-PL6』、価格はボディ単体で7万円前後、『M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R』とのレンズキットが8万円前後、これに『M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 R』を加えたダブルレンズキットが10万円前後となっている。外形寸法は110.5×63.7×38.2(mm)、重量はバッテリー・記録メディア込みで約325g、記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードだ。