静岡模型教材協同組合は、『第52回静岡ホビーショー』を5月16日(木)~19日(日)にかけてツインメッセ静岡にて開催する。
プラモデル、ラジオコントロールカー、鉄道模型の国内有名メーカー75社が一堂に会し注目の新製品を発表する本ショー。前半2日間は業者招待日、土日の後半2日間は一般公開日として開放され、毎年全国から7万人を超える入場者が集まる。タミヤをはじめとする国内模型メーカーが軒を連ねる静岡市。模型の世界首都として世界中の模型ファンに情報を発信する一大イベントなのだ。
ここでは同ショーに展示される注目製品をいくつか紹介しよう。ハセガワは1:450スケールのプラモデル『日本海軍 戦艦 大和』を展示する。完全新金型で制作され、船体の外板継ぎ目彫刻やスライド金型を使用した形状表現など、1/350艦船モデルで培ったディテールを全て盛り込んだ意欲作である。多くの資料をもとに最新の考証を盛り込みリアリティを追求。精密さを損なうことなく可能な限りパーツ数を抑え、船体パーツの組み立てを確実なものにするサポートパーツを用意するなど、初めてプラモデルを組み立てる初心者にも配慮した親切設計が特徴だ。
青島文化教材社は、1/64 ライトウェイトスポーツコレクション Vol.2として、軽2シータースポーツのオートザム・AZ-1、ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノの“平成ABCトリオ”に加え、2002年に登場したダイハツ・コペンの4車種を1/64スケールのダイキャストモデルとして発表する。軽オープンスポーツという独自の世界を作り上げたマシンたちは、すべて集めたくなってしまう。
タミヤは1/32 ヴォート F4U-1 コルセア“バードケージ ”を展示する。大出力の2,000馬力級エンジンとそれを活かすための巨大なプロペラ、そして精悍な逆ガル翼を備えたアメリカの戦闘機・F4Uコルセアを1/32スケールで再現。バードケージと呼ばれるキャノピーを持った初の量産型F4U-1を大スケールならではの精密なディテールでモデル化しており、綿密な実機取材を実施したという圧倒的な迫力はもちろん、エンジンやコクピット、コルセアの特徴である主翼の折りたたみ部など余すことなく再現しているという。
本ショーのなかで全国のモデラーが自慢の作品を持ち寄る恒例の作品展も開催される。第24回目を迎える今年は台湾、韓国などの海外クラブも合わせ過去最高となる227クラブが自慢の作品数約7,800点を展示するというからすごい。また、一般公開日には、先着1000名にプラモデルなどのプレゼントもあるというから、楽しみだ。
さらに一般公開日にあわせ、タミヤでは同社の本社を開放するオープンハウスも開催。オフィスや工場を見学できる他、各部署でタミヤの専門スタッフたちが来場者の質問に答えるという。工作広場や同社保有の実車展示の他、ミニ四駆コースなどのアトラクションコーナーや販売コーナーも。ホビーショーに行くならぜひ足を運びたいイベントだ。