【S40News!】映画『キャプテンハーロック』が今秋公開。

ハーロック
©LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

 
東映は、松本零士が原作総設定の映画『キャプテンハーロック』を2013年秋に全国公開する。

(C)松本零士・東映アニメーション
©松本零士・東映アニメーション

松本零士が創り出した伝説のキャラクター・キャプテンハーロック。かつて我々昭和40年男を夢中にさせた反逆のヒーローが、今秋、30年の時を経て蘇る。製作は日本を代表するアニメーションスタジオの東映。同社過去最高の総製作費3,000万ドルを投じた大作となる。原作総設定はもちろん松本零士、監督は映画『APPLESEED (アップルシード) 』など話題作を手がけてきた荒牧伸志、そして脚本は『Twelve Y.O.』、『亡国のイージス』、『機動戦士ガンダムUC』などで知られる作家の福井晴敏が担当する。物語は現代社会が持つテーマを投影し、ハーロックのキャラクターをさらに深めた内容となっているという。すでに映像の一部が公開されており、迫力あふれるアクションと圧倒的な映像美は、ハーロックファンはもちろん、SF映画好きの間でも話題を集めている。

(C)松本零士・東映アニメーション
©松本零士・東映アニメーション

1978年に初めてテレビで放映されたアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』。西暦2977年を舞台に、地球侵略をたくらむ異星人・マゾーンと、ハーロックと41人の宇宙海賊たちの壮大な戦いが描かれていた。同年には、同じく松本零士が参加・原作を手がけた作品『さらば宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』も放映されており、松本零士ブームを巻き起こしたことはご存知のとおりだ。ちなみに、5月11日発売の小誌6月号 (vol.19) 連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代』では、我々にとってのSF元年ともいえる昭和53年にスポットを当てている。『宇宙海賊キャプテンハーロック』はもちろん、『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』についても紹介し、宇宙SFブームについて検証しているので、ぜひ読んでほしい。

我々昭和40年男にSF世界の面白さを教えてくれた、松本零士作品。今秋公開の映画『キャプテンハーロック』は、どうやら再びスペースオペラの面白さを思い出させてくれそう。今から公開が待ち遠しい一本だ。
 

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