本日より5月11日発売号の印刷作業が始まった。つい先ほど、会社からすべてのデータが離れ、印刷所でのデータチェックとセッティング作業から始まる印刷所領域となる。セッティングが済めば、輪転機と呼ばれる化け物のようなマシーンがものすごい勢いで回り、あっという間に『昭和40年男』1000万部(笑)分の紙が刷り上げられる。乾燥、断裁、製本と作業が続き、8日には全国への旅が始まるのだ。デジタル社会に目一杯逆行している作業ながら、すべてがデジタルに移行すればいいってもんじゃない。全体で見れば、紙の出版は減っていくだろうが、紙ならではのコンテンツが際立って残っていく。アナログやプロダクト好きの昭和40年男だから、雑誌形態での発行は他より支持されやすいだろう。とはいえ、デジタル派の声も編集部には届いていて、今の細々とした展開にはどこかでけじめをつけねばなるまい。なんて考えている。
そんな今日、次号の第1回編集会議が行なわれた。次号は印刷所に入っているのだから、厳密には次次号の7月11日発売となる号の特集会議である。ケンケンガクガクと難航したが、また今回もおもしろいテーマが見つかって滑り出しの感触はいい。企画がどんな風にいい方向へと向かっていくのかが楽しみで、ワクワクしている。
何日も会社に泊まり込んで完成させたと思ったらすぐに次なんだから、月日の流れが早いのは仕方ないな。でもたまには、立ち止まっていろんなことを見つめたり、じっくりと笑ったりする時間が必要である。そう、明日は30年近い付き合いになる旧友との宴じゃ。元気の充電のために、いろんな会話をゆったりと楽しみたい。
てなわけでひとまず、vol.19号の編集作業はすべて無事終了しました。今号もたくさんの方々にご協力いただき、ありがとうございました。読者の皆さん、もう少々お待ちください。すごいのが届きますよ!!