CS放送・TBSチャンネル2は、沢田研二主演の幻のドラマ『同棲時代』を5月25日(土)に放映する。
ドラマ『同棲時代』がテレビで放送されたのは1973年。制作局であるTBSにマスターテープが存在しなかったため、今まで再放送はもちろん、ソフト化されることもなく、二度と見られない幻の作品と言われていた。ところが最近になって、関係者がビデオテープを保管していたことが判明。今回、40年ぶりにCS放送に登場することとなった。
『同棲時代』の主演は、昭和40年男にとって永遠のスター・沢田研二と、凛とした大人の女っぷりでドキドキさせてくれた梶芽衣子。当時、沢田研二はザ・タイガーズを解散しており、ショーケンこと萩原健一らと結成したPYGを経てソロ活動を1971年に開始したという頃だ。大ヒットとなる「危険なふたり」を発表する直前のタイミングにあたる。一方、梶芽衣子は、刑務所内でのショッキングな物語『女囚さそり』シリーズが話題を集めていた頃である。もちろん、小学校3年生だった我々昭和40年男はそんな事情まではわかっていなかっただろうが…。
本作は、6畳一間で同棲する若い男女の青春を描いたドラマで、梶演ずるOLと、ジュリー演ずる売れないイラストレーターという、都会の片隅で暮らす2人の恋愛が描かれた。原作は昭和の絵師との異名をとった劇画家・上村一夫、脚本は後に我々を夢中にさせたドラマ『ふぞろいの林檎たち』を書く山田太一が担当した。そして、沢田・梶以外の出演者は、仲谷 昇や初井言榮、研ナオコ、湯原昌幸など。いずれも10代の頃の昭和40年男が観ていたドラマに頻繁に登場した、懐かしい面々だろう。
同チャンネルではまた、『同棲時代』の奇跡的発見の経緯や作品の魅力をまとめた番組『幻のドラマ「同棲時代」発見秘話』の放送も予定している。梶芽衣子や山田太一らへの関係者インタビューもあるという。出演者、脚本家、ストーリーなど、大人になった今だからこそ深く楽しめそうな『同棲時代』。幻の名作を観て初夏のひと時を過ごすのもいいかもしれない。
『同棲時代』
<出演>
梶芽衣子、沢田研二、萩原健一(友情出演)、仲谷 昇、初井言栄、逸見慶子、寄山弘、研ナオコ、湯原昌幸、市地洋子、山本コウタロー 他
<放映日時>
5月25日(土)いずれも午後6時半~8時
『幻のドラマ「同棲時代」発見秘話』
<放映日時>
5月16日(木)と17日(金) いずれも午後10時半~午後11時
5月25日(土)午後6時~6時半 他
叔母がジュリーと写ってる??って思う程よく似てる。梶芽衣子さんだったのですね。
美男美女の美しい写真ですね。