【S40News!】iVDRスロットを世界初搭載! ブルーレイディスクレコーダー「アイヴィブルー」。

アイヴィブルー

日立マクセルは、世界で初めてiVDRスロット搭載のブルーレイディスクレコーダー『アイヴィブルー』を発売した。

ブルーレイディスクとiVDR、異なる保護技術方式が採用されていたこれら2製品の一体化を図ったのが、新商品『アイヴィブルー』だ。ブルーレイディスクレコーダーでは初めてカセットハードディスク『iV(アイヴィ)』と連携して使用することが可能となった。

アイヴィブルー

その最も大きな特長は、1台で内蔵ハードディスク、カセットハードディスク、ブルーレイディスクと3つの録画媒体を使い分けられることだ。たとえば通常の番組録画は内蔵ハードディスクにし、連続ドラマは『iV』に録り貯め、さらにそれをブルーレイディスクへダビング。また、ビデオカメラで録画した旅行のシーンをブルーレイディスクにダビングしたり、異なるディスクを『iV』に一つにまとめる…等々、用途に応じて編集は自由自在だ。

そもそもiVDRとは、小型で軽量、持ち運び可能なリムーバブル大容量記録メディアのことをいう。たとえば同社の製品『iV(アイヴィ)』は110×80×12.7(mm)とサイズはパスポート程度、それでいて容量は320GBから1TB。1TBのものは、DVDディスク(片面1層タイプ、4.7GB/枚)の約212枚分、ブルーレイディスク(片面1層タイプ、25GB/枚)なら約40枚分に相当する。つまり、『アイヴィブルー』がiVDRに対応しているということは、『iV(アイヴィ)』を追加して録画の容量を大きく増やせるということなのだ。USB外付けハードディスクのように追加台数に制限がないので容量はいわば無限、アーカイブ編集好きにはもってこいといえそうだ。iVDRはまた高速アクセスが可能で、ブルーレイディスクの約2倍の速さでダビングできるというメリットもある。地上デジタル放送で1時間のハイビジョン番組をダビングするには、ブルーレイなら約15分かかるが、内蔵ハードディスクからiVDRへのダビングなら約7分で済んでしまうことになる。

そして、『アイヴィブルー』は地上デジタル・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載しているので、最大3番組まで同時録画が可能。BSやCS、ケーブルテレビなど衛星放送の普及と共に、観たい番組が限りなく増えている今、録画派には嬉しいところだろう。この他、録画に使ったテレビやレコーダーを買い替えたら、新しい機器で過去に録画したものが観られなくなった…という問題も解消される。iVDRスロット搭載機器であれば、カセットを入れるだけでOK。PC機器からAV機器までiVDR規格に対応したハードウエアなら、相互に利用ができるのだ。

アイヴィブルー

録画と編集の楽しみを大きく広げてくれる『アイヴィブルー』、ちょっと気になる商品だ。『アイヴィブルー』には、内蔵HDD容量が1TBと500GBのものの2種類がある。サイズは430×211.2×50.2(mm)、重さは約2.3kg。予想実勢価格は、1TBの『BIV-R1021』が6万5,000円前後、500GBの『BIV-R521』が5万5,000円前後。

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