マイスター・ジャパンは、フィギュア『ウルトラ十二神将』第1弾を6月下旬から発売する。
『ウルトラ十二神将』とは、ウルトラ戦士たちを神像にしたフィギュアシリーズ。その第1弾が今回発売されるウルトラマンとゾフィーで、この後さらにウルトラマンタロウやウルトラマンレオ、ウルトラセブンなどが予定されており、全部で12種類+外伝1種類のラインナップとなっている。
見る者に強烈なインパクトを与えるウルトラ戦士たちのフィギュアには、バックストーリーが設定されている。それは「アジアに光の戦士が現れ、怪物たちを退治。人々は戦士たちを“12人の神将”として絵画や彫像として残し、語り伝えた…」というものだ。つまり今回のフィギュアは、その古代人が神と崇めた闘人達を立体造形物で再現したものという設定なのだ。
これを聞いて、ウルトラマン世代の昭和40年男のなかにはピンときた人もいることだろう。そう、テレビで1966年から放映が始まった『ウルトラマン』の第7話、「パラージの青い石」が下敷きになっているのだ。
第7話で、科学特捜隊員たちは謎の町・パラージへと出かける。町の人々は怪獣アントラーが出現して苦しんでいるのだが、その町で暮らすある一族の女性が、町を護っているという “ノアの神”を見せてくれる。驚いたことに、それは青い石を持ったウルトラマンの姿だったのだ。どうやら、ウルトラ戦士たちは遥か昔から地球にやって来て、地球の平和のために戦っていたのだ…。その後、ウルトラマンは科特隊と共に、青い石の力に助けられアントラーを退治して物語は終わる。
物語を知ると、最初は驚いたウルトラ戦士のデザインも、至極当然のような気にすらなる。ウルトラマン好きの昭和40年男には気になるフィギュアとなりそうだ。
6月に出されるフィギュアは高さ160mmで、強化ポリレンジキャスト製。通常のポリストーンには石分を混ぜるところ、同製品にはポリに強化剤をプラスすることで強度が増しているという。また造形も塗装も原型と同じくハンドメイドのため、精緻な再現ができたという。
価格はウルトラマン、ゾフィーとも各3,990円。2体セットの場合はプレミアムポストカード付きで7,140円となっている。また、第2弾は9月、第3弾は11月に発売予定。また2014年1月には、高さ105mm、ポリ塩化ビニール製のトレーディングフィギュア『ウルトラ十二神将・前篇』も発売予定だ。解説書とウルトラサイン入り怪獣台座が付いて1体630円。ボックス入り全8体(6種類+シークレット造形2種類)の発売も予定されており、さらに後篇へと続きコンプリートとなる。
<発売予定ラインナップ>
『ウルトラ十二神将・前篇』
1. ウルトラマン
2. ゾフィー
3. ウルトラマンタロウ
4. ウルトラの父
5. ウルトラマンレオ
6. ウルトラマン80
『ウルトラ十二神将・後篇』
7. ウルトラセブン
8. ウルトラマンジャック
9. ウルトラマンエース
10. ウルトラマンゼロ
11. ウルトラキング
12. ウルトラマンサーガ
『外伝』
13.ウルトラの母