昭和40年生まれの中日・山本昌投手が、同チームの山崎武司内野手と初めての共著『進化』(あさ出版)を発売した。
今年プロ30年目を迎える中日ドラゴンズの投手・山本 昌は、昨シーズンは3勝2敗という成績で、出場機会こそあまりなかったが、通算212勝を挙げ、球団の持つ通算勝利の記録を54年ぶりに塗り替えた。またチームがエースを故障で欠き、苦しい戦況を強いられた時、山本はチームを引っ張るかのように、CS進出を賭けた大事な一番では見事、投げ抜くなどの活躍を見せた。
そして始まった今シーズンは、3月中旬にインフルエンザのため調整が遅れてしまったが、3月28日にウエスタンリーグのソフトバンク戦に先発登板し、5回を3安打1失点、6三振を奪った。いまのところ一軍登板はないが、明日からのヤクルト、広島、ヤクルト、横浜…と続く3連戦のどこかでマウンドにあがる可能性があるのではないだろうか。
一方、山本のチームメイトであり公私ともに親交深い山崎内野手は、3歳下の44歳で現役内野手では最年長だ。その二人がが“進化”をテーマに、現役にこだわり続ける理由や、自身の考える“引き際”についてなどを語ったこの一冊。今回、書籍化するということで初めて実現した山山コンビの対談では、現役最年長選手(山本)、現役最年長野手(山崎)と、お互い最年長になった今だからこそ価値のある内容が語られているとのこと。二人が進化し続ける理由はどこにあるのだろうか。ぜひ手に取ってみたい。
■■本書の目次■■
第1章「心」を強くする~折れない心を保ち続ける~
第2章「技」に磨きをかける~体の衰えをカバーする頭と経験~
第3章 進化する「体」~ベテランと呼ばれてなおの伸びシロ~
第4章「充」~モチベーションを保ち続ける~
第5章「和」~組織との付き合い方、役割の変化~
第6章「退」~どんな引き際を迎えるのがいいか
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!