シャープは、空気浄化・脱臭機能に加え、室内の温度と湿度を検知する見はり機能を搭載した羽根なし扇風機『プラズマクラスタースリムイオンファンPF-FTC1』を4月中旬から発売する。
発売当初はスペースをとらないお洒落さをウリにしてきたタテ型扇風機だが、最近は各社とも、新たな機能を加えたモデルを発表している。シャープは室内の空気浄化効果や脱臭効果を謳い、エアコンや冷蔵庫などにも搭載されているプラズマクラスター技術を採用したモデルを昨年リリースしているが、今年はさらに室内の温度と湿度をセンサー検知する“みはり機能”を搭載してきた。
このみはり機能は、熱中症の危険が高まる夏場に光と音で知らせてくれるというもの。日本生気象学会が策定した日常生活における熱中症予防指針を規準にしており、25℃未満の注意段階では緑色、警戒はオレンジ色、厳重警戒は赤色のランプが点灯、危険になると赤色ランプが点滅し、音とともに知らせてくれるしくみだ。運転時に危険レベルになった場合は、自動で最大風量に切り替えて運転するという。また、乾燥が気になる冬場は、ウイルスが生存しやすい温度と湿度を同じく光と音で知らせてくれる。
送風システムは、空気力学に基づいたエアロダイナミックフォルムシステムを採用。吹き出し口の幅を細く絞ったり、本体の下部から上部にいくにつれて送風経路を少しずつ広げたりするなどして、高濃度プラズマクラスターイオンを含んだやわらかな風を、より遠くまで送る。
扇風機を選ぶ規準も最近では、節電や安全性、デザインなど人それぞれ。健康管理が気になるという人には、この商品も一つの選択だろう。室内干しでも洗濯物が臭いにくいので、梅雨時にも活躍しそうだ。左右のスイングは、約15度~120度まで5段階設定がが可能で、風量は32段階+ハイパワー運転で切り替えができる。イオン適用床面積の目安は約12畳。色はホワイト系とブラウン系の2種類、サイズは240×240×870(mm)、重さ約4.0kg。予想実勢価格は4万円前後。