昭和40年生まれの俳優・石丸幹二が3月27・28日に公演する音楽劇『スマイル・オブ・チャップリン』に出演する。
石丸は幼少の頃からピアノ、スネアドラム、トロンボーン、サクソフォーンなどに触れ、高校では音楽コースでチェロを学ぶ。卒業後、東京音楽大学音楽学部器楽科へ進学し、サックスを専攻するが、3年時に中退。1987年に東京藝術大学音楽学部声楽科に入学し、90年に劇団四季『オペラ座の怪人』ラウル・シャニュイ子爵役でデビューをはたし、91年に東京藝術大学を卒業する。卒業後は、劇団四季にて舞台俳優として活動を続け、07年に同劇団を退団し、09年より俳優活動を再開。舞台のみならず映像の世界へも幅を広げる他、10年には初のソロアルバム発売しソロコンサート開催と、音楽活動も本格的にスタートしている。
その石丸が出演する音楽劇『スマイル・オブ・チャップリン』は、2014年に迎える喜劇王 チャールズ・チャップリンの映画デビュー100周年を前に開催されるイベント『チャップリン・ザ・ワールド』の一環として上演される音楽劇だ。同イベントは、チャップリンの世界を、音楽と演劇的手法から迫る『スマイル・オブ・チャップリン』と、日本の声優たちが熱演する『ヴォイス・オブ・チャップリン』の2公演で構成されており、チャップリンを敬愛する者が集い、現代社会にも通ずるチャップリンの鮮明なメッセージを再確認し、今に伝えようというのが目的なのだそう。
音楽劇『スマイル・オブ・チャップリン』は、チャップリンが1938年に発表した短編小説をもとにした舞台『リズム』と、かつてチャップリンに仕えた日本人秘書を題材にした三人芝居『マイ・マン・フライデー』、そしてチャップリンの楽曲で構成するミニコンサートの三幕構成となる。『リズム』は世界初演となる作品で、第二次世界大戦前のポーランドを舞台に、幼なじみの二人が成長し、歌手と将校になり、やがて敵対するという悲劇を描く。石丸は同作では歌手を演じる。東京公演のあとは、4月6日(土)、7日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。興味ある人は訪れてみてはいかがだろう。
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