パリミキ・メガネは『サンダーバード』とコラボしたCMを制作、3月29日(金)から全国でオンエアが始まる。
CMは、同社がパリに海外第1号店を出店して40周年を迎える今年を記念した特別企画の一つとなる。傑作SF人形劇『サンダーバード』が作られたのは昭和40年男たちが生まれた1965年だが、その舞台設定は2065年、今から50年後の未来を描いた作品で、新しい技術と他にはない発想で未来の夢を実現しようと考えるパリミキの方針と同じということから手を組むことになったという。
パリミキのCMに登場するのは、国際救助隊員のひとりブレインズだ。『サンダーバード』は、子供の頃にテレビで観ていたよという昭和40年男でも、名前を聞いてすぐに顔が思い浮かぶという人はかなりのマニアだろう。ブレインズは通名で、本名はホラチオ・ハッケンバッカー。あのサンダーバードや救助メカの全てを開発した天才科学者で、幼少時にハリケーンで両親を亡くし、国際救助隊総司令のジェフ・トレーシーに経済支援を受けて育った。弱冠25歳ながら、世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の人々を救わんと救助に必死な隊員たちに、科学者ならではのアドバイスで冴えを見せる切れ者だ。
しかし、大勢のキャラクターたちのなかで、番組では脇役キャラのブレインズがなぜ? そんな疑問はCMでブレインズの顔を一目見ればたちまち解消するだろう。そう、ブレインズはブルーグレーの瞳の色に合わせた、なんとも洒落たグレーパープルとでもいう色のメガネを掛けているのだ。ブレインズが同社のみらい顧問に迎えられたという設定で、秘密でメガネの開発をしていたことを明かしている。どうやらブレインズの活躍で、フレームの重さが11g以下のメガネ『MILIGHT(ミライト)』シリーズが展開されることになっているのだ。
『サンダーバード』世代の昭和40年男には、ブレインズが開発したメガネもこのCMも、フィクションとはわかっていても、なんとなく心待ち気分にさせられる。また、パリミキは、夏に東京・お台場の日本科学未来館で開催予定の『サンダーバード博』にも出展予定だ。