パナソニックは、羽根がない扇風機『スリムファン F-S1XJ』を5月20日(月)から発売する。
節電を目的にエアコンと併用するなど、直接涼しさを求める以外にも扇風機の使い方は広がっている。羽根がないというとダイソン製品を思い出すが、安全性やデザインをウリにしているダイソンとは異なり、『スリムファン F-S1XJ』は、多様化を意識したコンパクトさが大きな魅力の扇風機だ。
まず目を引くのは、外観のスリムさ。設置スペースは、幅・奥行きわずか直径180mmと、従来の羽根があるタイプの扇風機に比べて幅も奥行きも半分ほどしかない。風は、本体下部から吸気してポール前面にある約5mmのスリット状の吹出口から吹き出す仕組みとなっている。同じようなスリット状の吹出口を持つタイプの製品は他社にもあるが、それらのストレートな風とは異なり、『スリムファン F-S1XJ』は、左右に方向を変えながら吹き出す特徴がある。同社独自構造の液体素子構造を採用したことによるもので、本体ポール内に独自のループ構造を設け、圧力変動を利用して、吹出口の気流を変化させて風の方向を左右に変えるしくみになっているのだとか。左右90°の首振り機能も備わっているので、やさしく揺らぐ風を全身に受けることができるという。
また、同社独自の水に包まれた微粒子イオン、ナノイーも搭載。冬場はナノイー発生機としても活用できる。ポール外装にアルミ素材を使ったシルバーカラーで、ちょっとした高級感も漂うこの新表品。今まで置けなかったスペースでも活躍しそうだ。
風量はDCモーターによる5段階調節が可能で、ワイヤレスリモコンや、吸気時のホコリを除去するプレフィルター機能付き。サイズは180×180×950(mm)、質量4.2kg。実勢予想価格は、3万5,000円前後。