アメリカ出身の昭和40年生まれのボクサー バーナード・ホプキンスが先日行なわれたIBFライトヘビー級タイトルマッチで判定勝ちし世界王者となった。
ホプキンスは1988年にライトヘビー級でデビューし、92年に全米ミドル級タイトルを獲得。その後、4度の防衛に成功、IBF世界ミドル級タイトルを20回防衛し、ボクシング史上初の主要団体タイトル統一を果たし、伝説を作ったボクサーだ。
インファイト、アウトボクシングのどちらもこなし、とくに試合運びとカウンターは、ボクシング界屈指のうまさを持つと言われている。そして、相手の嫌がるボクシングに徹する強さがあり、その老かいなボクシング故に、試合前は必ずといっていいほどブーイングを浴びるそうで、ファンの間では、ボクシング界最強のヒールという悪役イメージが強いようだ。入場時にはマスクをかぶり、腕をクロスさせた後に喉を掻き切るパフォーマンスをすることから“死刑執行人”の異名も持っている。
そのホプキンスが今回、IBF世界ライトヘビー級4位の挑戦者として、31歳の王者 タボリス・クラウドに挑んだ。ホプキンスは終始ガードを固め、得意のアウトボクシングでポイントを稼ぎ、3-0で判定勝ち。見事、王座に返り咲いた。主要4団体では、ホプキンス自身が持つ最年長世界王者記録(2011年5月にWBCライトヘビー級王者に就いた時の46歳4ヶ月がこれまでの最年長)を更新するという偉業も達成した。これでホプキンスの通算戦績は53勝(32KO)6敗2分けとなった。防衛戦は現在のところ未定のようだが、初防衛に期待したい。
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