何度見てもかわいい最新号だ。
ペラペラとめくり、改めて読み返し続けている。
多くの人間が関わり、ひとつにまとまってこんなパッケージができ上がった。
タクトを握り大げさに振りまくるのが俺の重要な仕事でもあり、
今回ももう腕がちぎれるくらい振った。
その情熱の固まりが、明日から書店という戦場で読者の皆さんと対峙する。
いいものはできたと思う。
が、買ってもらう価値があるのかどうかは、読者皆さんが決めることであって
まったく売れないことだってあり得る。
そうなったら今手にしているこの本は、環境破壊のお手伝いをしたにすぎない、
ただの公害になるのだ。
売れなければ、いいものどころか紙くず以下ということ。
参加してくれたスタッフや、取材に協力してくれた皆さんの時間や情熱も
ドブに捨てることになるんだな。
ふーっ。怖いなあ、発売前日は。
1号が売れて2号で実験して、また今回もたくさん実験している。
でももし今号だけが売れなかったら、
今回の実験はただのマスターベーションになってしまう。
それはそれはシビアなものだ。
“メジャーになれなきゃただのタコ”
音楽だけに燃えていた当時の自分が憎んだ言葉だったが、今ならキチンと理解できる。
アマチュアでいいのならそれでいい。
「いやー、いいものつくったよ」でいい。
が、俺たちはプロの集団だ。
売れるためだけに生きているのではもちろんないし、
技を磨いているのは売れることを目指してのものではない。
商売人である前に表現者であるつもりだ。
だがそれも、売れなければ表現者であり続けることができないし
先に述べたとおり、紙という限られた大切な資源を使っているわけで、その責任もある。
表現者としての自分や参加してくれた多くの仲間たちだって、
せっかくつくった自分の分身でもある作品をひとりでも多くの人に読んでいただき
感じてもらいたいのはあたり前だ。
その全責任を負ってタクトを振り、今完成した本を目の前に置き、
重圧に押し潰されそうなかわいい俺だよ。
書店の皆さん、大切に扱ってくださいね。
そう願うばかりの、発売前日なのだ。
待ってましたの予定通りですか(^_^)v
ほっとして買い忘れないようにしないと。
毎回購入しないと入荷されなくなちゃうんですよね、最近の雑誌は。
我々40年男もいち早く乗り遅れることなく電子化しますか(?_?)
電子化ももちろん考えていますよ。とくに最新号はまったく入手不可能になっているようなので、検討しないとイカンですよね。
秘密基地にいつもひと足早く到着し、読者様に対しアルコールによる洗脳活動を画策している編集部員です。
みなさま、明日はなにとぞ開店前に書店に並ばれ整理券をお受け取りになって弊誌をご入手いただき、
週末にかけてご精読お努めのうえ月曜日の秘密基地でお話をお聞かせください。それにしても妙な敬語だ。
いいですなあ、月曜の秘密基地は最新号を片手にワイワイガヤガヤやりたいですね。