大編集後記その八。連載インタビュー3連発。

s40otoko_018_page06ご好評いただいているインタビュー企画は今号 (vol.18) も3発お届けする。ひとつはタイトルのプチリニューアルを経てはいるが、創刊から続けているタメ年男のインタビューで、昭和40年と41年の早生まれのがんばっている男たちの声を届ける「荒海に生きるタメ年男。」だ。今回は東京ヴェルディの新監督に就任した、三浦泰年さんに登場してもらった。ヴェルディといえばJリーグ創成期の人気を背負い込んだ名門チームだが、現在はJ2に甘んじており三浦監督は、まずはともかくJ1昇格を目標に指揮を執る。そこへと向かっていく姿勢をたっぷりと語ってくれていて、管理職に就いている者が多い昭和40年男たちにまっすぐと響く言葉の数々からは、大いに学べるはずだ。

かつて引退時の野茂投手が「引退する時に悔いのない野球人生だったという人もいるが、僕の場合は悔いが残る」と語っていたのが強く印象に残っていて、今回の三浦さんもまったく同じことを語っている。一流を目指す気持ちにゴールはないのだろうからこそ出てくる言葉であり、見習いたい姿勢だ。プロのアスリートほどでないかもしれないが、仕事には込める心と気力、体力が必要である。だから、どんな仕事でもいつか引退する日は来るだろうが、僕も同じ言葉を吐ける人間でいたいと思う。無様でもしがみつけるならしがみついて、その日を一日でも遠くにする努力ができるようにだ。こう思ったのは、野茂さんの言葉を聞いたときで、まったく同じくことを考えさせられたタメ年からの言葉だった。

巻頭で目次の対向ページを使い「FEATURE WORDS」なる、この号を象徴する言葉を集めたページをつくっている。ここは僕が全ページに目を通しながら決めていて、今号もっとも大きく掲載したのが三浦さんの言葉だった。

「自分一人くらいがんばらなくても大丈夫だという気持ちが一番まずい」

僕もいつもこれを考えながら『昭和40年男』を作っていて、常に気持ちの中に強くある。当事者意識を持って、この難局のまっただ中にある日本社会を少しでもいい方に向けていきたいものである。

もうひとつ、前号ではずっと憧れ続けたシーナ&ザ・ロケッツの鮎川 誠さんにご登場願った「ガツンとひと言。兄貴の説教」では、今回も大物が語っている。日本を代表するメカデザイナーで、ガンダムを担当したことで知られる大河原邦男さんで、ファンならずともこれからも仕事に生きていく昭和40年男なら必見のページとなっている。

加えて、今号にてタイトルを「アイドルを追え!」から「俺たちのアイドル」と変更して、デザインもリニューアルしてお届けする人気コーナーには伊藤さやかさんが登場してくださった。実はこの人選、「浅草秘密基地」で来場者たちにリクエストを募って実現したもの。リアルコミュニケーションがページとなる、僕が理想とするカタチのひとつでもある。

ボリューム満点の充実インタビュー3連発をぜひお楽しみいただきたい。
 

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1件のコメント

  1. こんばんは。
    13日の「ちちんぷいぷい」の放送を、視させて頂きました。
    ツイッター(Robou_Jigaです)では 放送が一分強と 書き込んでしまいましたが、実際は3分半ほどでした。

    最初は、
    「テレビをご覧の奥様方、ダンナさんが家に この本を持って帰って来たら
    暖かい目で見守って上げてください。」
    … と、紹介されました。

    取材を受けられた編集長さんのコメントとして、
    雑誌のコンセプト、創刊時の逆風が有った話、それでも支持され4年目を迎えた事、を紹介。
    ここで、水曜レギュラーの大平サブローさんから、「小学校6年生とか、有ったしなぁ。」との
    コメントが自然に出て来ていました。

    マブチモーター、Wラジカセ、テレビのリモコン、アイドル四天王、等々の、記事を軽く紹介。
    発売日も、シッカリ触れてました。

    「昭和30年男」や「昭和40年女」とかを作る予定を質問した事と、編集長さんの回答にも触れています。

    最後に、西アナが「昭和40年男」を知った経緯に触れてもいました。
    MBSの先輩アナ:上泉アナ(昭和44年2月生まれ)から見せられて、
    二人て「ウヒョ〜‼」と叫んでいた事、周りが全く反応しなかった事に触れて
    終了でした。

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