昭和40年生まれの投手・山本 昌が自叙伝『悪あがき 47歳の僕が投げ続けられる理由』を出版する。
今年プロ30年目を迎える中日ドラゴンズの投手・山本 昌は、昨シーズンは3勝2敗という成績で、出場機会こそあまりなかったが、通算212勝を挙げ、球団の持つ通算勝利の記録を54年ぶりに塗り替えた。またチームがエースを故障で欠き、苦しい戦況を強いられた時、山本はチームを引っ張るかのように、CS進出を賭けた大事な一番では見事、投げ抜くなどの活躍を見せた。
その山本のこれまでの野球人生を振り返る自叙伝『悪あがき 47歳の僕が投げ続けられる理由』が3月16日に発売される。山本は決して飛び抜けた才能があったわけではなく、プロ入り直後は球団からお荷物扱いされリストラ候補に挙ったこともある。そんな不器用な男が、なぜ厳しいプロの世界で30年も投げ続けられるのかを全6章で語っていく。
今シーズンの続投を決めた山本の闘志に勇気をもらった昭和40年男は多いことだろう。シーズン開幕前にぜひ手にとりたい。
【目次】
第1章 葛藤
第2章 芽生え
第3章 邂逅
第4章 転機
第5章 乗り越える力
第6章 僕の思考法
第1~4章は今年30年目を迎える山本の、スポーツ紙でも明かされることのなかったエピソード(星野監督や落合監督とのことなど)を交えた自叙伝的内容となっている。ノンフィクションだがスポーツ青春小説的な読み物としても楽しむことができる。
第5、6章は、山本自身の山あり谷ありのプロ野球人生を振り返りながら、人生哲学や教訓を語っている。山本のひとつひとつの言葉が、混迷の時代を生きる上でのヒントとなる。
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!