今年1発目の作業もいよいよい大詰め。明日遅くには印刷機が回り始め、予定では7日に完成する。そして全国へと旅立っていき、11日には一部地域を除いて発売となる。発売は今年2号目になるのに、作業自体は今年1発目となるのは奇数月11日発売だから味わう変な気分だ。さっき入稿した編集後記の原稿書き出しを、「あらためまして、あけまして…」まで書いてやめた(笑)。いくらなんでも3月にそれはないなと。
今回の特集について、ここまで小出しに構成パーツをバラしてきた。マブチモーターにカップヌードル、そしてウォークマンと、相変わらずの散らかりっぷりに皆さんあきれているのではないだろうか。これをどう括るというのだ。
この3つの中で、巻頭特集に登場して大きくページを飾ったことがあるのはウォークマンのみで、よく考えたらマブチモーターのような俺たちのDNAレベルまで染みついた大スターと、愛し続けたソウルフードのカップヌードルが登場していなかったことが、逆に驚きである。うむ、まだまだ特集ネタには困らないな。それにもっといえば、ウォークマンはかつて表紙まで飾ってのカムバックだから、いわば総理経験者の安部さんのようなものだ。いや、さすがに今回表紙でないところを勘案すると、むしろ麻生さんが正解か。前回の表紙登場時同様、今回もお世話になったウォークマンコレクターの島田さんが、この表現を喜んでくれるかガッカリするかはわからんが、ともかく表紙を飾った程の露出をしたアイテムだって、切り口を変えれば何度でも登場できる。ということは、特集テーマの切り口次第であり、ネタそのものはそれほど大きな心配ではないのかもしれない。
やや唐突だが、僕の現在の机の状況であり、真ん中にあるのが本の設計図となる台割表と呼ばれるモノだ。ページの配置を俯瞰で見られるようになっている。ちょっと見えないだろうが、これを読み取ると先にあげたパーツがすべて6ページずつで組まれている。さらにパーツは7つあって、さらに番外編まで組んでいることがわかる(って見えないっちゅうに)。特集テーマ発表までもう数日いただくことにするが、皆さんの想像力をちょっと働かせて予想なんて楽しんでもらえたら、この〆切でヒーコラいっている僕には幸せこのうえない。では大きなヒントをひとつ。今回の特集タイトルは『俺たちを虜にした○○』です。○○は何がハマるでしょうか? 文字数はまだ明かしません。もう1つ、10のパーツにはあと、2ドア冷蔵庫が入る。おおーっ、よけいにわからなくなったでしょう。
では、情報解禁はもうすぐそこの数日後に、表紙と一緒にあげます。これまででもっともぶっ飛んだ表紙だと自負している僕だ。ただ、今回の表紙は意外に多い女性読者の皆さんには受けないと、社内のスタッフからは苦言を呈された。『昭和40年男』100万人にのぼる(ウソ)女性読者の皆さん、ごめんなさい。中身はいつもどおりバッチリおもしろいから毛嫌いしないでくださいね。逆に男性にはキテマスキテマス。では、乞うご期待だ。