オムロンヘルスケアは、充電機能をもつケースが付いた電動歯ブラシ『メディクリーンHT-B601』を3月1日(金)から発売する。同社の電動歯ブラシ『メディクリーン』シリーズのなかで、外出先での使用を強く意識した商品となっている。
職場でのランチ後や外出先など、家以外の場所でも歯磨きをする人が増えている。厚生労働省が2011年に行なった歯科症患実態調査もそんな風潮を裏付けている。1日に1回歯を磨くという人は、全体の21.9%、2回は48.3%、3回以上は25.2%。81年の調査では、1回が46.4%、2回36.6%、3回以上7.5%なので、外出先でも歯を磨く人がこの30年間で3倍以上に増えていると考えてよさそうだ。電動歯ブラシは、そんな歯磨き習慣の変化とともに、同じ磨くなら手磨きより簡単に歯垢を取り除けるものをという消費者ニーズを反映した商品。特に2009年以降、携帯用電動歯ブラシの市場は拡大してきたという。
こうした時代背景に応え、新しく発売される『メディクリーン HT-B601』は、携帯用歯ブラシで今まで課題だった電池寿命や歯垢除去率などを改善した商品。一番の特徴は、歯ブラシをケースに入れたままで充電ができることだ。ケースの下側に差し込み口があり、USBケーブルを使って充電する。ACアダプタが付属されているので、PCからだけでなく、コンセントからも充電可能。これならば外出先でも簡単に使えそうだ。歯ブラシの長さは、コンパクトさを意識して同社従来商品の85%となる約195mmに押さえ、ブラシ部分を取り外してケースに収めるタイプになっている。ケースサイズで高さ181mm、幅45mm程度と一見ペンケースのよう。パソコンの側で充電していても、あまり目立たずよさそうだ。
また、携帯用でもていねいに素早く歯垢を除去できるよう、縦方向と横方向の振動を組み合わせた同社独自の立体振動“マルチアクション音波”を採用。1分間に約2万2,500回の高速振動で、素早く歯垢を除去する。この“クリーンモード”に加え、1分間に約2万2,100回の振動で音を軽減した“静音モード”もあり、外出先での振動音が気になるという声に配慮している。さらに、電源を入れてから30秒後にブラシの振動が短く一時停止し、歯磨きの経過時間を知らせる機能も装備。歯磨きは、上と下、表と裏を同じ時間かける方が磨きムラが生じにくいそうで、これに対応した機能となっている。
年齢とともに健康な歯の重要性を実感しているであろう昭和40年男世代。細かい配慮が行き届いたこの歯ブラシ、外出時用に持っておきたいアイテムではないだろうか。『メディクリーン HT-B601』は、連続使用時間約30分、重さは本体約46g、モバイルケース約100g、ACアダプタ約65g。カラーは、ブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4色。予想実勢価格は7,980円前後。