【S40News!】初音ミク、YMO第2弾『増殖気味』。

増殖気味 X≒MULTIPLIESユーマは初音ミクによるYMOのカバーアルバム第2弾『増殖気味 X≒MULTIPLIES』を発売した。

今や社会現象を巻き起こす存在となった初音ミク。ご存知のとおり、ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID』による音声合成ボーカルソフトであり、キャラクターでもある。彼女が2009年に発表したファーストアルバム『Hatsune Miku Orchestra』はYMOの楽曲を現代風にアレンジしたもので、オリコンデイリーチャート9位を獲得。そのクオリティの高さも話題となり、ファンのみならずプロの耳目も集めたことは記憶に新しい。

YMO 増殖そして、その初音ミク・プロジェクト第2弾のテーマが、1980年にYMOが発表したあのアルバム『増殖』なのである。YMOという言葉を聞くだけで無条件に反応してしまう昭和40年男にとって、これが気にならないはずがない。前作同様、プロデュースは、HMOとかの中の人。Paw Laboratory.)である。ちなみにHMOとは、YMOの名前をもじった“初音・ミク・オーケストラ”の略称だ。

YMOの『増殖』でのコンセプトを忠実に再現しようと、ジャケットは当然のことながら、内容へのこだわりぶりも徹底している。たとえば音楽の合間に収録されていたコントは、SF作家の野尻抱介が現代の風刺や時事ネタを題材に脚本を書き、初音ミクのキャラクターボイスである声優・藤田咲らが演じている。また、YMOの『増殖』でギタリストを務めた大村憲司の息子、MIDNIGHTSUNSの大村真司がギタリストとして参加。さらに、YMO作品のレコーディングに携わった寺田康彦や小池光夫がエンジニアとしてサウンドを追求している。

初音ミク フィギュア初音ミクの『増殖気味』を聴いて、今度は30年の時を経てYMOの名盤『増殖』を堪能して…。昭和40年男世代ならばこそできる、『増殖』聴き比べを楽しむのも一興だろう。全13曲収録のCDと全3曲のDVD、2枚組パッケージで価格は3,000円。フィギュア、ねんどろいどぷち他が付いている初回生産限定版は4,200円。

<トラックリスト>
CD
1. JINGLE”YMO”
2. NICE AGE
3. HMO ON THE AIR
4. TIGHTEN UP(Japanise Gentleman Stand Up Please!)
5. HMO ON THE AIR
6. HERE WE GO AGAIN~TIGHTEN UP
7. HMO ON THE AIR
8. CITIZENS OF SCIENCE
9. HMO ON THE AIR
10.DAY TRIPPER
11.HMO ON THE AIR
12.THE END OF ASIA
13.TAISO(Bonus track for Japan only)

DVD
1.君に、胸きゅん。-浮気なヴァカンスー
2.体操
3.特典映像

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