締め切りの日々。

さあ、みんなどんどん仕上げてよー。
もうお尻に火がついているよー。
発売日が11日で、問屋さんへの納品日が中2日の8日で
印刷時間と印刷所に突っ込むためのデータを仕上げる時間を考えると
うん、もう時間はほとんどない。
社内外の人たちがみんなそれぞれの原稿と闘ってくれている。
ありがとう、がんばろー。

職柄上仕方ないが、俺は実に様々な仕事を兼務している。
原稿に集中したいこのタイミングだとかなり苦しく感じることが多い。
午前中は原稿を書く手がよく動くので
締め切り時は極力仕事を入れないようにしている。
だが、この時間帯は諸々の連絡ごとや打ち合わせ電話が多い時間帯でもある。
セールスの方々も熱心な時間帯である。
よーし、乗ってきたー、と書き進めていると
「○○さんからお電話です」とか
「アポは取っていないそうですが、○○さんがみえてます」と。
断るわけにもいかないからトホホと対応する。
とくに5月は新人研修なんだろうね、つぶらな瞳で
「名刺交換だけでもさせてください」
なんて回ってくる営業マンの多いこと。
わかるんですけど、こっちゃー締め切りだっての。
キレるわけにはいかないから対応していると、あっという間に午後に突入だ。

夕方の4時頃までは原稿を書く手は遅くなる。
この時間帯は、たまっている仕事を片付けるのだ。
経理関係の仕事や打ち合わせに出かける。
書類のチェックなんかもこの時間帯に片付ける。
社内の打ち合わせがある場合は夕方にして、
晩飯を食った後の7時くらいから朝方までが勝負だ。
始業が9時なんで5時までには寝るようにしているが、
この時間帯は外からの連絡も雑誌にまつわることがほとんどで、
集中力が途切れることなくがんばれる。
こうして少しずつ前進させていき、なんとか発売日には書店に並ぶのだ。

酒が大好きな俺であるが、この時期は一滴も呑まない。
いや、呑めないといった方がいいか(今日は浅草秘密基地だけどね)。
何日も続く、究極の休肝日を過ごすことになるのだ、あー健康(?)。
でね、無事すべてを入稿して呑むビールは
初めて呑んだときの味を思い出すのですよ。
これがたまらん。
次の雑誌づくりを考えながら、
そして今回の仕事を振り返りながら呑むビールは毎度大きな感動を運んでくる。

と、その日をイメージして今日もがんばろうと自分に言い聞かせているのでした。

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