昭和40年生まれの特撮監督・樋口真嗣が副館長を務める展覧会『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』が4月3日より愛媛県美術館で開催されることが決まった。
樋口は1995年『ガメラ 大怪獣空中決戦』で特技監督を務め、日本アカデミー賞特別賞を受賞し、2005年には実写『ローレライ』を監督、06年『日本沈没』、07年に『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』、08年『隠し砦の三悪人』、09年『エヴァンゲリオン新劇場版:破』などを手がけており、実写、特撮、アニメーション、CGなどすべてをこなつ監督として活躍を続けている。最近では映画『のぼうの城』が公開され国内外で話題を呼んでいる。
その樋口が副館長を務める同展は、『ヱヴァンゲリヲン』シリーズで知られる映画監督・庵野秀明が企画した展覧会で、昨年、東京で開催され29万人が来場した。会場にはゴジラやウルトラマンなどの撮影で使われたミニチュアや小道具など約500点が展示された他、樋口が監督を務め制作された特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』が上映され、大変な話題を呼んだ。この“巨神兵”とはアニメーション映画『風の谷のナウシカ』に登場する架空の巨大人工生命体だ。その巨神兵が東京の街を破壊する内容で、現存する特撮技術を集結させ制作されたものだ。愛媛県松山市の県美術館での会期は4月3日から6月23日まで。東京での開催で足を運べなかった人はこの機会にぜひ訪れてみてほしい。
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