ゴールの感動こそあったものの、落ちていく体力を実感させられた先月のフルマラソンだった。このままズルズルとダメなタイムになっていくのはイヤだ。自分自身に突っ張らかって生きていかねば。…と、一念発起したはずだが仕事に流されていく日々である。計画的に積み上げていくことが苦手なダメ人間であるから、強制的に自分を追い込んだ方がいい。つまり、〆切がある今の仕事は自分には合っているのだ。発売日という強制によって、僕はなんとか人間の営みの中に存在することができている。てなわけで、走ることにも何かしらの縛りがあった方がよい。そこで来年のフルマラソンに向けて、いくつかの大会にエントリーすることにした。本番はあくまで1年に一度の『勝田全国マラソン』とするが、短い距離の大会をいくつか走ることで、年間の走り込みに繋げようという作戦なのだ。その1発目として選んだのが、来月10日に開催される『川崎ハーフマラソン』である。その名のとおり、21㎞とちょっとの旅である。
10㎞や16㎞(マイル)と並んでマラソン大会にはよくある距離で、当然ながらフルよりもペースが速くなる。来年はこれまでのベストタイムである、4時間1分を更新させるのを目標に設定していて、となるとスピードも重要になってくる。単純計算で時速10キロで走り続けると4時間13分程度になる。これをいかに下回っていくかが重要なペース配分となるわけで、短い距離のレースでつかんでいきたい。ひとまず今回のハーフは2時間以内のゴールを目指して行くぞ。
東京マラソン開催以降、空前のマラソンブームとなり、42.195㎞は皆さんにとってグーンと身近になったはずだ。やってみたいと思いながら、迷っているタメ年男たちも多いことだろう。今回の僕の作戦に習って、まずは秋くらいに10㎞の大会を目指して走り始めないか? 思ってらっしゃるよりハードルは低く、そして、感動はものすごく大きい。来年の勝田で一緒に泣きましょう。