さんま丼。〜ご飯大好きシリーズ 4〜

ああ、アレでしょ、さんまを蒲焼きみたいなのにしてのせてあるヤツ。
と、思ったあなたはまだまだこのC級、
いや、もはやEFGを通り越えてZ級グルメの世界をわかっていない。
なんてったって、単行本にして発行しようと思っているだから(無謀な夢か?)。

昭和の食卓の話だ。
さんまがおかずになった日は、親父が喜び俺たち兄弟は落胆する。
今は年がら年中売っているが、当時は秋にしか出回らなかったから、
さんまが晩飯の主役をつとめるたびに思うのだった。
はやく冬よ来いと。

嫌いではない。
だが、子供にとってはやっぱり肉系の方がうれしい。
それと、ご飯3杯にとってのサイズの問題が大きかった。
上手にはがして2杯をかっ込むのがやっとだった。
だから1杯目は片面で食べて、2杯目はいったんかわすために
味噌汁をぶっかけたりお新香でやっつける。
そして3杯目に本日のメニューが登場するのだ。
さんま丼。
いぇーい。

作り方だよーん。
残った秋刀魚の半身をそぎ落として熱々ご飯のうえに。
お好みでワタものせる。
そしてココがポイント、大根おろしのおろし汁をぶっかける。
やや、しょっぱめにしょうゆをかける。
ぐしゃぐしゃ。
できあがり。
もうね、サイコーっす。

大人になった今では贅沢に海苔なんかかけたりするけど、
当時の我が家の食卓では海苔は貴重品だから配給されなかった。
大根のおろし汁が、さんまとしょうゆの旨味を一体にしてご飯に吸わせるのだ。
しょうゆ量がすごく重要なので慎重にね。
では、秋が待ち遠しいでしょうが、最近は6月になると北海道あたりの生が出回るし、
冷凍も悪くないよね。
ぜひお試しあれ。

みなさんのZ級グルメも大募集だよ。

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2件のコメント

  1. すばらしいZ級グルメワールドですね。紅ショウガ茶漬け、うまそうです。
    昭和35年男で今は酒が呑めないというのは、なにか大きな病気ですか? 大事にしてくださいね。
    ご購入ありがとうございます。感想待っています。

  2. またまた参上、風親父です。
    Z級グルメですか、かなり時代は下りますが某牛丼チェーンで牛丼を注文して、具をつまみにビールを飲み、残ったご飯に紅ショウガをのせ熱いお茶を掛け食べる。
    以前酒を飲めた頃(今は飲めませんが)かつ金欠の時の楽しみでした。
    そうそう、当方残念ながら「昭和35年男」なんですが貴志に興味が沸き近くの本屋を探したのですが、田舎の悲しさでインターネットで注文しました、来たらまた感想を送りますね。

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