ハードディスクにたまっていた、去年の大河ドラマにやっとこさケリをつけた。ここ近年の大河の中では、かなりの上位にランクされるとは編集部の足立や『浅草秘密基地』の常連たちともコンセンサスだ。だが視聴率は惨憺たるものだった。いい出来だから必ずしも視聴率がとれるってわけじゃないのだね。派手な立ち回りが少なかったことと、時代背景に馴染みが薄いことが数字に繋がったのだろうか。
今年の大河は幕末の会津藩を舞台に描かれていくものだから、涙無しではいられない。立ち回りも派手にドカンドカン行くはずだし、視聴率は取れるのではないだろうか。それにしても十数年前は幕末ものは視聴率がとれなかったのに、篤姫や龍馬あたりからいい数字をたたき出すようになり、最近ではすっかり強いコンテンツとなった。龍馬に関してはあまり出来がいいとは思えなかったが…。
清盛観賞の遅れはそのまま影響を与えてしまい『八重の桜』は今日第5話となるのに、まだ2つしか観ていないが僕の評価はかなり高い。綾瀬はるかチャンが凛々しくてカワイイもの。いや、評価はそこじゃないっす。1年間に渡って届けられる大河は、なんといっても本のテンポがその評価を大きく左右する。まだたった2話しか観ていないが、まず心配ないと感じさせた。とくに初回は腕の見せ所だと思うのだがよくできていて、1年間つき合わせていただくことを決めるに十分すぎる完成度だった。去年の清盛と並ぶ作品になるのではないかと、期待が膨らむ。
佐久間象山役の奥田瑛二さんがすばらしい。序盤で殺されてしまうのはもったいないと思うほど、すばらしくカッチョいい。今日の新聞によると『松陰の遺言』となっているから、まさに象山の命は時間の問題でしょう。また、重要なポイントととなることが間違いない西郷頼母を、西田敏行さんが演じるのも完璧な布陣である。だが、こうしたよく知っている役者さんは、誰を演じているかすぐ覚えられるが、知ってる役者なんてほとんどいない僕にとって、誰が誰だかさっぱり覚えられない。加齢のせいもあるのか最近はとくにひどい。そこで今年はこんな公式ガイドブックを購入したのだ。冒頭ページに役と役者名、それぞれの関係までが展開されいる。これで物覚えの悪くなってしまった僕も安心であり、楽しさは何倍にもなるだろう。こんな散財は少々情けないが(笑)。
幕末で視聴率が取れるようになったのだからここら辺で一発、勝海舟を作っていただきたい。海舟役は今回の好演で、奥田瑛二さんを大抜擢しましょう。西郷隆盛は『飛ぶが如く』と一緒になってしまうが、西田敏行さんで。それでね、篤姫はカワイイ綾瀬はるかチャンに決定。再来年の大河にNHKさん、いかがでしょう!!
この前、PCで「八重のザクロ」って、ひねくれた検索をしたら「八重のサクラ」では?って出てきた。しつこく何度もENTERキーを押したら、出てきました。八重咲きの柘榴の花。あった!結構綺麗な花じゃん!前も「横峯ザクロ」ってググッていました。(余談)
会津は士農工商すべてにおいて武士道が浸透していた藩。今の日本にもこれが必要では?
ハハハ。
おっしゃるとおり、会津は今もすばらしい感覚を持っている方とよく会います。
好きです。