トミーテックは、アクション刑事ドラマの代名詞『西部警察』に登場するクルマを1/64スケールのミニチュアカーシリーズ『トミカリミテッドヴィンテージNEO』に追加し、発売する。
『西部警察』は1979年からテレビ朝日系で放映が開始された番組。警視庁西部警察署捜査課の大門刑事部長(渡 哲也)を中心とする大門軍団の刑事たちが、凶悪犯罪に立ち向かっていく姿を描いた作品で、銃撃戦やカーチェイス、爆破シーンなどド派手なアクションシーンとカースタントをウリに、たちまち人気番組となった。特に当時のテレビドラマの常識を超えたスケールのカーアクションで知られ、放送開始以来4万500ヶ所の道路を封鎖、約4,680台もの車両を使うなどして撮影された大作であった。
一方のトミカリミテッドヴィンテージシリーズ(以下TLV)は、「もしもトミカが昭和30年代に誕生していたら…」というテーマでトミーテックが商品展開しているシリーズだ。今回発売されるのは、下記の2台セット、3シリーズである。
第1弾『TLV-NEO 西部警察01 日産セドリック(230型)2台』
第2弾『TLV-NEO 西部警察02 日産セドリック(430型)2台』
第3弾『TLV-NEO 西部警察03 日産セドリック/グロリア(230型)覆面車2台』
第1弾は犯人車の定番である230型日産セドリックスタンダードを製品化している。工事現場やバリケード横転用スロープなど、撮影現場を彷彿とさせる小物パーツも付属しており、パート1第18話の『俺たちの闘い』を再現できるようになっている。ストーリー解説も付属しているので、当時の情景をより鮮明にしてくれることだろう。
続く第2弾は日産セドリック430型。覆面車とパトカーの2台をセットしている。パトカーのバー型の赤色灯と脚部は番組で使われた形状のものを、バンパーは430型前期下級グレード用のものを新しく製作するなど、劇中車としてのリアリティを増すよう細部にまでこだわっている。
さらに第3弾は、パート1第10話『ホットマネー攻防戦』に登場した捜査課の覆面パトカーで、日産セドリック/グロリアのスタンダーと230型だ。ドラマでは奪われた現金輸送車を追走した結果、ついに大破してしまうのだが、駐車場や河原などの激しいカーチェイスシーンは反響を呼んだ。
ファンなら撮影現場を再現したくなる一品だ。3種類の価格はいずれも4,200円。
※ 株式会社石原プロモーション商品化許諾済
※ 商品化協力:株式会社ボニーキャニオン