先日、こことイベントでも大騒ぎした昼のバラエティ番組『DON!』の取材で、
駄菓子についての記憶を聞かれた(使われなかったが)。
遠い記憶の旅に出てみたのだ。
いやあ、ホント俺たち“昭和40年男”は駄菓子に世話になったよねぇ。
まずパッと浮かぶのがあんずだね。
「ミナツネのおいしい」が確かキャッチコピーだと記憶しているが、
みつあんずはたまらなかったなあ。
同じく凍らしたあんず棒もね。
半凍りくらいのが好きだった。
対抗するのはイカものだ。
俺の馴染みの駄菓子屋は、王道の酢イカを筆頭に
ポン酢イカとソースイカというラインナップが常時そろっていて、
それはそれは多いに悩むのだった。
なんせお小遣いの額はその名の通り小さいから、選択に慎重になるのは当然だ。
ソースイカのコストパフォーマンスは高かった。
というのも堅いから長持ちする。
チョッピリ辛い大人の味であることもちびちびとやるのに一役買ったのだ。
というわけで、ソースイカを選択する日が多かった。
アタリが出るとでかいのがもらえるあんこ玉は、
アタリ玉がほぼわかるようになったら、なんと俺には売ってくれないというひどい仕打ちを受けた。
だからたまに遠出をして馴染みでない駄菓子屋では必ず買っていた。
「ふっ、また当ててしまった。罪つくりな俺だぜ」ってか。
真っ赤な口の友達を見ると連鎖で買いたくなってしまうのが、
四角のパックに赤い汁とともに入っているスモモだ。
そのままもよし、あんず同様凍らせてもよしだった。
やっぱり半凍りが好きだったなあ。
そて極めつけ。
買うたびに「なんでこれにしたんだ?」と首をかしげたのがヨーグルだ。
うまくも何ともないのにあのパッケージについつい手が出る、
魅惑の駄菓子だった。
ネットで検索してみると今でも手に入るものが多い。
夏も近いし、あんず棒でも凍らせますか。
こんにちは。
駄菓子屋の奥にもんじゃ台のある小上がりがあって、ちょっとお金のある家のおにーさん、おねーさん達が集っていました。溶いた粉にほんのちょっとの固形物が基本で、後はオプションで別料金。いつかあそこに登りたい…と思ってたけど、その日はついに来ませんでした。今でもTVでもんじゃの店が出ると、どうも切ない気持ちになります。
贅沢ばかりしたと言われるバブル世代が子供の頃にはどうしようもない差が当たり前にあったので、この頃の「ひどい格差社会になった」という話はなんだか賛同できません。総中流で巧く回るようになってたのに調子こいて壊してみたら元に戻ってこのざま、でも昔よりは不自由してないじゃんって感じがして。
そうですよね、テレビ番組が扱うもんじゃはちょっと抵抗がありますよね。いつからあんなに高級料理になったんだって。格差社会についてのコメントはすごく語り合いたいです。ぜひ、浅草秘密基地へ! 日本中がわがままになっていると思いながら、日々戦っていますよ。