昭和40年生まれの騎手・中舘英二が、2012年度の厩舎関係者表彰でフェアプレー賞を受賞した。
中舘は中学在学中に騎手を志し、卒業後、中央競馬の騎手養成長期課程に入所。1984年に騎手免許を取得。同年3月に初戦でデビューし、5月に初勝利を挙げ、これまで3度の年度表彰を受賞したヒシアマゾンなどに騎乗し、GI級競争4勝、通算1,500勝以上を挙げている。昨年、2月に騎乗馬がレース中に急性心不全となり、最後の直線で落馬するというアクシデントに見舞われ、第6、7、8胸椎を圧迫骨折し、全治3ヶ月という診断で、一時、療養のためレースから退いていた。しかし中舘は驚異の回復力をみせ、2ヶ月余りで復帰、再び競馬に乗った。そして2012年度は21位(騎乗回数542回/1着52回、2着34回、3着27回)の成績をおさめた。
その中舘が、1月13日に行なわれた2012年度の厩舎関係者表彰でフェアプレー賞を受賞した。同賞は日本中央競馬会(JRA)が年に1度行なう表彰のひとつで、日本中央競馬会に所属する騎手や調教師および厩舎スタッフを対象に、この1年で活躍をした人に贈られる。中舘が受賞したフェアプレー賞は、1980年度から表彰が行なわれており、年間30勝以上し、制裁点数が10点以下だった騎手が対象となる。中舘騎手の今後のますますの活躍に注目したい。
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