トヨタマーケティングジャパンは、『機動戦士ガンダム』とのコラボレーションコンセプトカー『シャア専用オーリス CONCEPT』の商品化を目指すと発表した。
『シャア専用オーリス CONCEPT』は、2012年8月に発表され話題を集めたトヨタ・オーリスをベースにトヨタモデリスタインターナショナルが製作したコンセプトカーだ。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するシャア搭乗機・サザビーをイメージさせるつくりで、マット調のレッドをベースにシャア専用の象徴であるブレードアンテナのほか、ジオンのエンブレムやマーキングが施されている。また、車両型式を「MS-186H-CA」とし、モビルスーツらしさを演出。外観だけでなく、内装にも赤い塗装やカーボンパネルなどが随所に使われており、モノアイを思わせるプッシュスタートボタンを採用するなど、なかなか凝ったつくりをもつ。このユニークな取り組みは大きな反響を呼び、商品化への声が寄せられていたという。
今回、この『シャア専用オーリス』商品化を目指すにあたって、『機動戦士ガンダム』に登場するMSメーカー・ジオニック社と提携し、“ジオニックトヨタ”なるバーチャルカンパニーを設立、シャア・アズナブルがアドバイザーおよびテストドライバーを務めるという設定で製作が進められることになった。さらに公式サイトにて、このプロジェクトに参加する“ジオニックトヨタの社員”を募集し、意見を取り入れながら製品仕様を検討していくとしている。
今回の商品化プロジェクトは、単なるコラボを超えた大企業トヨタらしからぬ、ユニークな取り組みで思わずにやりとしてしまう企画である。『機動戦士ガンダム』は初回79年放送だから、昭和40年男はすでに高校生。一般的には1stガンダム世代とはいいにくいが、ガンダム好きな昭和40年男も意外に多いように感じるがどうだろう? 自分好みのシャア専用に興味があるなら、ぜひ公式サイトから社員に登録してみては。登録すると抽選で豪華賞品も当たるぞ。『シャア専用オーリス』の発売は2013年中としている他、仕様や価格は未定。完成形がどのようなものになるか、実に楽しみだ。
初めてコメント致します。「昭和44年男」です(笑)。さて,この企画,「トヨタ」らしからぬチャレンジですが,「エコ」ばかりが叫ばれるいまの時代には,あってもいいかと思わせるものと思います。
ただ,市販するとなると,価格よりもこの目立ち度…。中年のわれら「40年男世代」(ということにさせて頂きます!)には,家族の了解をとりつけるなど,購入のハードルは結構高いようにも思います。個人的にクルマはMTこそ命だと思っていますが,家族的には「なんでATじゃないの」という問題もあるでしょう。
しかし,オーリスというクルマがここまでかっこよくなるとは思いませんでした。デカール類はちょっと恥ずかしいので,この「色」と内装やエンブレムの工夫をして,ちょっと控えめにすれば,1stガンダム世代である「40年男世代」の購入に結びつくのではないでしょうか。
長文失礼しました。いつも楽しみにしています。編集頑張ってください(編集同業者より)!