盛り上がってるかーい。愛し合ってるかーい。いやあ、お正月ってホントにいいものですね。
本日ワタクシは東京下町、荒川区の実家で宴となる。お袋ががんばって用意してくれたおせちで、弟家族とガンガンに盛り上がる。昨日も書いたが、幼少のころより続く正しいお正月をそのまま続けている。正しいとは? ずっと食卓に食い物と酒がおいてあって、ずーっと未明まで続くことだ(笑)。お袋を1人で残してしまっていることを心で詫びながらも笑いまくる。親父は平成8年よりは遺影での参加となってしまったが、仏壇には酒をついでやるのだ。
コチラの氏神様に初詣に出かけることにもしている。素盞雄神社との由緒正しき神社で、地元では「お天王さま」とよばれて親しまれている。ここに連れて行ってももらえるのが、幼いころの元旦の楽しみだった。普段は無理なのに初詣はおねだりが通るから、出店のあんず飴や綿飴なんかを楽しんでくるのだ。
幼い頃の想い出がある。4日になってもう1度お天王さまに連れて行ってほしいとだだをこねた。出店がまだきっと出ているはずだからと主張した僕だった。1人でそんな遠くまでいける年齢(おそらく幼稚園のころだっただろう)ではなく、初詣のときは歩いていくところをこのとき親父はビュンとクルマで連れて行ってくれた。元旦とはうってかわっての静けさの中、せっかく来たのだから手を合わせていこうとお参りした。あんなに賑やかだったのにとすごく寂しい気分だったことと、キチンと連れて行き見せてくれた親父のありがたさを、幼いながら感じて今も心に残っている。
ここに行く途中には僕が通った中学があり、同級生に会ってもよさそうなものだが、なぜか1度もない。「おー、北さん、久しぶり。本いつも読んでるよ」なんてことになったらいいのになあ。では皆さん、今日も全開で呑みましょう。