最後の晩餐について語り合ったり考えたりしたことある?
俺はね、絶対に湯豆腐だね。
もう一品許されるなら、マグロの赤身の刺身だよ。
我が家の食卓事情はシリーズ第1回で軽く触れたとおりだ。
おかずはメイン1品勝負の日がほとんどで、あとはせいぜい漬け物くらいである。
1品でご飯を3杯かっ込むのには相当な工夫がいるが、湯豆腐の日は楽勝だった。
将来、湯豆腐の店を出して、このうまい丼で大儲けできるとまで思っていた。
大人になった今も、湯豆腐はもっともお世話になっているメニューだ。
作り方だよーん。
鍋に昆布を敷く。
鰹節としょうゆとネギが入った湯飲みを真ん中におく。
豆腐を入れゆらゆら程度の火加減で待つ。
豆腐が浮いたら湯飲みのネギとしょうゆでいただく。
野菜を入れるのはヤダ。
具は豆腐と塩鱈(これは厳密に言ったら湯豆腐じゃない)のみだ。
そしていよいよ湯豆腐丼の作り方だよーん。
浮いた豆腐3切れをぐしゃぐしゃする。
軽く湯を切りネギとしょうゆを混ぜる。
ご飯にかけたらいただきます。
もう最高なのだ。
育ち盛りのころはこれでバッチリ3杯飯だったもの。
豆腐は8等分に切るから1丁以上食べることになり、タンパク質もガツンと取れる。
鍋は冬の食べ物なんて偏見はいけませんよ。
早速今夜は湯豆腐で一杯呑って、締めに湯豆腐丼を楽しんでみてください。
サイコーだから。