キングジムは、周囲の人と気軽かつスムーズにデータのやり取りを行うことができるワイヤレス共有メモリ『パケッタ』を発売した。
会議や取引先とのミーティングなどで資料や画像といったデータのやりとりをしたいとき、困ったことはないだろうか。無線環境のある場所なら、その場でメールや転送サービスを使って送ることもできようが、会社のイントラへの接続はセキュリティ上まずいし、USBメモリなどのメディアを使うしかない。だが、別のファイルを入れてあったりするとそれはそれで不安だ。結局「後ほど送ります」となるパターンもけっこうあるはずだ。
『パケッタ』はこうした場面でスムーズにデータをやり取りできるワイヤレス共有メモリ。インターネット環境がなくても『パケッタ』を介して必要なデータを複数のパソコンと共有することができる。使い方も簡単で、あらかじめPCに専用ソフトをインストールし、画面に表示されたデータをドラッグ&ドロップするだけ。通信速度は150Mbpsと十分高速で、容量の大きいデータも転送できる。ただし、共有したいPCは事前に専用ソフトをインストールしておく必要があるので、初対面の方などとの共有は微妙かもしれない。事前に告知可能な会議やセミナーといったシチュエーションで便利に使えそうだ。
対応端末は無線LANの搭載されたWindows XP、Vista、7の他、後日Windows8、Mac OS Xにも対応予定。また、iPhoneやiPadといったiOS端末にも対応しており、最大32人同時に共有可能だとか。メモリ容量は、8GBと16GBの2種類が用意されており、希望小売価格はそれぞれ9,870円/1万4,000円だ。