BMWは、MINI史上最速モデルとなる『MINI John Cooper Works GP』を、200台限定で販売開始した。
クーパーといえば、ミニファンにとっては特別な名前である。その名は60年代にモータースポーツ界を席巻したレーサー、ジョン・クーパーに由来する。チューニングされたクラシックMiniでモンテカルロ・ラリーを3度制する偉業を成し遂げた人物だ。
今回発売された『MINI John Cooper Works GP』は、ハイスペックモデルMINI John Cooper Worksをベースにエンジン出力をさらに7馬力向上させており、全世界2,000台の限定生産モデル。日本にはその1割が導入されることになる。MINI史上究極の走りを極めた刺激的な1台。パワーユニットは最大出力218ps/6,000rpmを発揮する1.6Lの直噴直列4気筒ターボチャージャーエンジン。これに6速MTを組み合わせる。
また、ボンネットには赤く縁取られたエアインテークが口を開け、高性能であることを訴える。フロントバンパー内のフレーキダクトや、ブレーキキャリパーも同様だ。リヤには大型のカーボン製ウイング、リヤバンパーには大型ディフューザーを装備し、スポーティさだけでなく、高速走行時はダウンフォースによる安定した挙動が期待される。専用の17インチホイールとスポーツタイヤによって高いグリップ力を発揮するという。さらに乗車定員を2名に限定することで内装も軽量化、後方にはインナーバーを装備する事で、ボディ剛性を高めている。車体色は専用色となるサンダーグレーのみで、価格は460万円。