ヤマハ発動機は、インドネシア市場向けスポーツモデル『V-IXION』をモデルチェンジし、12月中旬より発売する。
2007年に導入された本モデルは、スポーティさを強調したスタイリングが受け、インドネシアで累計約100万台以上が販売された人気車種なのだとか。彼の国でこのようなスポーツモデルが人気とは知らなかった。新型は、20代後半の若者をターゲットに、さらにスポーティな嗜好に応えるため、「洗練された本格スポーツモデル」をコンセプトに開発が進められたモデルだという。
幅広偏平の新開発タイヤを採用するとともに、スイングアームや前後サスペンションセッティングも変更し、スポーティなスタイリングとハンドリングとしている。また、インジェクションのシステム変更による走行性能・燃費性能、さらに新形状のヘッドライトやコンパクトなリヤビューによるスポーティさを前面に押し出したデザインなどが特徴。
元気のある東アジアマーケットで覇権をめぐる戦いを続ける各種メーカー。本モデルはヤマハ発動機のアセアン二輪車市場における中核モデルに位置づけられている。同国でどのような評価を得るか注目の集まる1台だ。ちなみに、こんな手軽で軽快なスポーツモデルが国内にあってもいいと思うのだが、いかがだろうか。