昭和40年生まれのイラストレーター・田川秀樹が現在発売中の『大人の科学マガジン』最新刊の表紙のイラストを手がけた。
田川は武蔵野美術大学在学中に、造形会社オガワモデリングにアルバイトとして参加し、ゴジラシリーズなどの撮影用ミニチュア製作に従事し、卒業後は同社に籍を置き、本格的に模型製作に携わる。その後、イラストレーターに転向し、96年に『東京国際ファンタスティック映画祭公式ポスター』でグランプリを受賞し、以降イラストレーターとして雑誌などを中心に活動している。
その田川が表紙イラストを描いた『大人の科学マガジン』は、昭和40年男のなかにもファンの人も多いのではないだろうか。我々が小学校の頃に学研から発売されていた『科学と学習』の大人向けとして創刊された科学系雑誌で、当時、毎号それはそれは楽しみにしていた付録が“大人版”となって同封されている雑誌だ。これまで、付録には、ポンポン船ジェットボートやピンホールカメラ現像セット、ニュートンの反射望遠鏡、テルミン、電磁石エンジン、35ミリ二眼レフカメラ、ミニエレキギターなどが登場し、『科学と学習』に慣れ親しんだ世代から人気を集めている。
今回、田川がイラストを描いた最新号では、オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンが生んだ、風を受けて歩く二足歩行ロボットが付録となっている。プラモデルのように組み立て、うちわで風車をまわすだけで風に向かって進む、そのリンク機構と重力の移動による歩行の不思議を体験することができる。
田川は他にもさまざまな媒体でイラストを描いており、同じく昭和40年男のミュージシャンがヴォーカルを務めるユニコーンのアルバム『Z』も描いている。田川のオフィシャルWebサイト『たがわ画報』で田川の作品を見ることができるので、ぜひ見てみてほしい。「お!これも彼が描いた作品だったのか」という見覚えある作品があるはずだ。
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私も昭和40年生まれです。
その大人の科学でふろく改造を掲載して頂いたのですが、偶然にも昭和40年男の本を買いました。
ちょっとビックリでした。