昨日は西暦と月日がゾロ目となった。12年12月12日だ。この縁起のいい日に北朝鮮がミサイルを発射したのは憤慨である。そして同じ日に発表された今年の漢字が『金』とは、偶然にしてはあまりにも皮肉な話に感じてしまう。こうしたゾロ目だの暦だのってのは、最近の若者にとっては眼中に無いことかもしれないが、僕ら世代はわりと気にするのではないか。北の金も「西暦最後のゾロ目の日に撃ちなさい」と、第1候補日の指示を出していたのかもしれない(独自の主体暦を使い始めたのは97年からだそうだ)。そうだとするとまんまと前日に延期騒動を作り上げ、結果国際社会を引っ掻き回したことになる。ともかく、官房長官の願いどおり「さっさと上がった」。
ゾロ目遊びができるのは、次は89年後の2101年からと考えると、生きている昭和40年男はまずいないだろう。12年間のゾロ目暦を楽しんだわけで、去年は11年11月11日に発売日を迎えられたことを大騒ぎした。「いいっ、いいっ、いい〜っ、雑誌」ってね。こうした暦を喜んだりなにかの大事をぶつけたりする僕だから、北の暴挙をそう感じてしまう。どこぞの番組では天気予報士の方が、もしも撃つなら12日は大気が安定しているから撃つかもしれないとの発言があったそうだが、なるほど、気候からというのも重要な要素である。暦とか気候が重要なボタンを押させたのは、よくよく考えると歴史上に多くある。どうでもいいことだが、我が社が社名変更をしたのは、平成7年7月7日であり、現在の事務所への届け出上の移転日はご覧の通りで、この年の元旦は大安吉日だった。
そして今日ふと気付いたのは、ゾロ目暦は平成から考えると24年間続いたことになる。平成13年が西暦2001年だったから、平成から西暦にバトンタッチするカタチで続いたのだ。ここでだ、やはり昭和40年男はなにか持っているなとニヤついている。2度目の年男を迎えたのが平成元年であり、3度目の年男が21世紀を迎えた年である。だからなんだと他の生まれ年の方々から総攻撃を受けそうだが、これまでの人生の半分を縁起のよいゾロ目暦を楽しんできたことになり、明ければ4度目の年男を迎える。うーむ、なにか持っている。
ミサイルだけでなく外交は問題が山積している。もちろん外交だけでないピンチを迎えた日本であり、その行方を大きく握る選挙が数日後に迫っている。なにか持っている我々の1票をキチンと責任あるものにしたいですな。