あっちっちな夏の横浜球場である。
RCサクセションのすばらしい演奏が終わり、驚愕の事態が起こった。
客の一部がパラパラと帰り始めたのだ。
本日のトリは誰か知っているのかーい?
愛し合ってるかーい?
嘘だろう、チャック・ベリーだぜ。
“じゃにぃ・びぃ・ぐっど”だって、きっと“ロール・オーバー・ベートーベン”だってやってくれるはずだぜ。
確かに全部同じように聞こえるかもしれないけれど
キング・オブ・ロックン・ロールを観ずしてRCファンでいていいのか?
高2の俺ながら、この叫びは決して間違っていない。
日本代表のRCサクセションではあるが、
それはチャック・ベリーやサム・ムーアからの影響は計り知れないものであるはずで(憶測)、
ルーツといっていいものであって(これなんかもっと憶測)、
それらを楽しまずしてファンを語るなーと言いたかった。
とにかく悲しい、アウェイでのチャック・ベリーの演奏が始まった。
もうね、本物はやはりすばらしい。
本物のロックン・ロールを観て高2にして感じたことは、
後の人生にも大きな影響を与えてくれたよ。
だがやはり会場は座っている客の方が多く、盛り上がりには欠けた。
さすがにサム・ムーアのときよりは客の反応もよく、
かつ、チャック・ベリー目当てに来ているだろうなという客もわずかではあるが感じられた。
このライヴのハイライトは、ピアノプレイヤーがステージ上で解雇になったことだ(笑)。
途中からチャック・ベリーがピアノソロを弾くようになったのだ(始めPAが音を拾わないというハプニング付き)。
あまりに暑い日本の夏にやられたキーボーディストが気持ち悪くなって降りたのだろうくらいに思っていたが、
後のライヴレビューで知った。
すごく楽しそうに見える演奏であったが、やっている本人は実にシビアにプレイしているのだ。
そして気にくわなければライヴ中でありながら降板させる。
トップに君臨した男のすごさを、思い知らされた気がした。
このライヴで得たものはこのプロ根性と本物のすごさ、
そして自分の中でRCが復権したことといいことずくめ。
帰り道でメンバーに“サマー・ツアー”のカバーを提案し、皆も同じ気持ちだったから即決定した。
この夏の自分たちのライヴで大いに活躍した一曲である。
今も夏になるとカラオケしたくなる大好きな曲ではあるが、
清志郎からは大切にされていなかった気がする。
何度か行ったライヴで二度と聴くことがなかったもの。
と、夏の曲筆頭はRCサクセションの“サマー・ツアー”だと編集部で力説したが、
企画になるはずもなくここで吐き出させてもらったのさ。
みなさんの一曲もコメント付で書き込みよろしく!!
ノーランズかあ、懐かしいですねぇ。クラスで狂っていたヤツを想い出しましたよ。ネックの曲がりなんか気にしなくて大丈夫ですよ、俺のギターは全部曲がっとりますから。
高2の頃…ライブで行ったのは外タレはノーランズくらい?
よく行ったのは沢田聖子さんというニューミュージック系の人で、まるで別世界の人でした(^_^;)
30歳になった記念に何を思ったか、若い頃に買えなかったエレキを買った…ものの何も弾けずじまい。
最近NHKで野村よっちゃんのギターの番組をやってますが、手の抜けるパワーコードとか、簡単だけど
カッコいいリフを教えてくれる友やあんちゃんが周囲にいる学生時代にこそやるべきだったなと。
思い直して押入れからFJのマスタングを出してみたのですが、どうもネックが曲がっとるよーな(笑)