米国サンタクルズ・バイシクルズ社が最新ダウンヒルバイク『V10.5』を発表した。
アウトドアブームと共にMTB人気が盛り上がったのは80年代後半。ブリヂストン・ワイルドウェスト、アラヤ・マディフォックス、パナソニック・ワイルドキャット、ミヤタ・リッジランナー、リッチーやルック、ダイヤモンドバックとかも人気あったな…(遠い目)。現在ではフィットネス用途が中心のようにも見受けられるスポーツサイクル市場だが、どっこい世界ではMTBの進化系ともいえるダウンヒル専用モデルの開発が進んでいる。
そのひとつがサンタクルズの『V10.5』だ。2012年にG・ミナー選手が世界チャンピオンを獲得したモデルのレプリカとなる『V10』の、ver.5に当たる。いわば世界最速のダウンヒルモデルなのだ。リヤのサスペンションストロークが254mmあり、これはかなり大きな数字なんだそう。なんとメインフレームだけでなく、スイングアームまでカーボン化されたハイテクモデルで、フレーム重量はわずかに3.15kgというから驚かされる。
リヤショックユニットはFOX『DHX RC4』とロックショックス『Vivid Air』から選択でき、完成車キットも販売される予定。価格はフレーム単体で39万9,000円、完成車で72万5,500円から。世界最速のダウンヒラーが駆るマシン、クルマだったらF1マシンのようなモデルだと思えば安いもの!?