衆院選がいよいよ1週間後に迫った。今朝見た番組では国民の意識はデフレ脱却・景気対策にもっとも多くの関心が集まっているとのことだった。切実である。今朝の朝日新聞の一面でも、『デフレ悪循環に』との見出しで、食パン1斤78円、カップラーメン58円との、イオンが敢行した凄まじいまでの値下げから記事が始まる。あらゆる企業が値下げを迫られ、ギリギリの企業努力を繰り返していて、そのしわ寄せは日本全体にのしかかっている。来年度の貿易赤字も確実視されているし、インフレに振るのは相当の力技が必要になる。各政党はその技を宣言しながら議論を戦わせているが、果たしてそううまくいくのかいなと突っ込みどころが満載であり、どうもこの1票をと確信させる技は出てきていない。2つ3つのまともそうな技に託すことにして、別のテーマで支持を絞ろうとすると、ことごとくこれらの政党が外れていってしまう。
選びきれないで不投票になるのは避けたいと報道は訴えるが、第三勢力の準備期間を奪うかのごとく突然の解散に至ったわけであり、年の瀬のクソ忙しいときの投票となるのだからしっかり選べというのは困難を極める。
投票率が気になるところだ。国民の政治への期待度がそのまま現れる尺度であるから、極端に低くなってしまわないことを願うばかりである。政治に興味と信頼が持てないといわれても仕方ない状態が続いているが、ほっぽり出してしまったらますます政治は力を失ってしまい、結果国力が弱まる1つの要因となることだろう。明日をあきらめていない昭和40年男なら、周囲に投票を呼びかけたいところだ。日曜日が休めない僕は期日前投票をよく使うのだがストレスなく投票できるから、これの利用もおススメする。来週の今日、年男を迎える我々の暮らしの方向性が決まる。