元ヤクルトスワローズ選手で、監督も務めた昭和40年生まれの古田敦也が、雑誌『ダヴィンチ』(メディアファクトリー発行)12月号で漫画家・あだち充と野球対談を行なった。
古田は1990年にヤクルトスワローズにドラフト2位で入団。打者としてはプロ入り2年目に首位打者を獲得し、捕手としては強肩と頭脳を活かした野球で、攻守ともにチームを牽引した。2006年には、プロ野球史上29年ぶりとなる選手権監督に就任し、翌年の現役引退と同時に監督も退任。現在はスポーツキャスターなどで活躍を続けている。
そして今回『ダヴィンチ』が、高校野球を題材に描いた漫画『タッチ』や『H2』、主人公と2人のみゆきの三角関係を描いた青春ラブコメディ『みゆき』の作者・あだち充の特集を組んでいるのだが、その1企画で、古田とあだちの対談が行なわれた。
昭和40年男のなかにも、中・高時代に『タッチ』と『みゆき』を読み始め、さかのぼって『ナイン』や『陽あたり良好!』、そして『ラフ』『H2』などを読んだという人も多いのではないだろうか。古田もあだち作品のファンのひとりのようで、あだちの描く野球漫画の魅力のひとつに、名脇役でもあるキャッチャーの存在が大きいのだが、古田は『タッチ』に登場するキャッチャー・松平孝太郎についての想いを話したり、野球の駆け引きのおもしろさを教えてくれたのは『タッチ』だったなど話している。また対談では、あだちのもうひとつの野球漫画『H2』に登場する主人公のチームメイトの野田 敦が、野村(克也)監督と古田をモデルにした(“野田 敦”の名もふたりの名前を混ぜて作った)という秘話が登場したりするなど、『タッチ』ファン、あだち充ファンにはたまらないスペシャルな対談となっている。ぜひチェックしてみてほしい。
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