BMWは、同社初の大型スクーター『C 600 Sport/C 650 GT』を11月9日(金)より販売する。
急激に進む都市化を背景に、アーバン・モビリティカテゴリへの参入を計画してきたBMW Motorradの第一弾だ。高い運動性能と、スクーター特有の俊敏さ、高い快適性を追求しているのが特徴だという。
パワーユニットは647ccの排気量を持つ水冷4ストローク並列2気筒エンジンで、これを最も低い部分に配置し、CVTを組み合わせて後輪を駆動する。最高出力は60ps/7,500rpm、最大トルク66Nm/6,000rpm。車体はねじり剛性の高い鋼管ブリッジフレームとアルミ鋳造ユニットから成るハイブリッド素材を採用。フロントサスペンションには、Φ40mmの大径倒立式フォーク、リヤには車体左側にショックユニットを水平配置している。
『C 600 Sport』は、よりスポーティな走りを好むライダー向け、『C 650 GT』は、長距離ツーリングでの優れた走行快適性重視と、それぞれキャラクターが分けられており、前者は乗車姿勢もよりアクティブ、後者は、ライダーおよびパッセンジャーに快適な乗り心地を提供するため、リラックスできる直立した着座姿勢を可能にするシートや、調整式バックレスト、ハイハンドルバー、ならびに、パッセンジャーフットレストや大型電動制御式ウインドシールドが採用されている。
カラーと価格は『C 600 Sport』がブルー、シルバー、ブラックの3色で112万円、『C 650 GT』がシルバー、レッド、ブラックの3色で115.5万円。