欧州ホンダは自動芝刈りロボット『Miimo』を発表した。
近年、『ルンバ』に代表されるお掃除ロボットが人気を集めているが、ホンダはこのアイデアをASIMOに代表されるロボット技術を活用して芝刈りに応用してしまった。
お掃除ロボット同様、指定された領域内の草を自動で刈り取る機能をもっているが、このロボットの特徴はそれだけではない。なんと刈り取った芝は細かく切り刻んだ上で散布するので、刈り取った芝を集めて廃棄する必要がないうえ、芝の成長を促す天然の肥料にもなるのだという。
駆動エネルギーは高性能リチウムイオン電池から供給され、もちろん再充電が必要になればドッキングステーションに戻って自己充電する。このあたりはASIMOなどの技術が応用されているのだろう。
『Miimo』はサッカー場やラグビー場など芝を使用した競技が盛んな欧州での使用が見込まれており、2013年内には発売するとのこと。300mと500mの2つの範囲に対応したモデルが用意されており、500mのモデルはサッカーのピッチの半分の面積、約3,000平方mの総芝生サイズまで対応するとしている。ASIMOの弟分として市場を開拓できるか、注目が集まる。