昭和40年生まれの声優・藤真秀が12月1日から公開される映画『007 スカイフォール』で日本語吹き替え版のジェームス・ボンドの声を担当する。
俳優として映画『ごくせん THE MOVIE』やドラマ『八代将軍吉宗』、舞台『天国から来たチャンピオン』など幅広く活動し、声優としても『007 カジノ・ロワイヤル』のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)、『タイタンの戦い』のベルセウス(サム・ワーシントン)などを担当してきた藤。現在公開中の映画『エクスペンダブルス2』の日本語吹き替え版ではスコット・アドキンスの声を務めている。
その藤が、今回『007』シリーズ最新第23作の日本語吹き替え版でジェームズ・ボンドの声を担当するのだが、実は『007』シリーズでは、第1作からの50年の歴史のなかで、劇場上映用の日本語吹き替え版を製作するのは初めてのこと。藤は『007 カジノ・ロワイヤル』がテレビで放送された際にジェームズ・ボンドの声を担当し好評だったことを買われ、今回の劇場上映用の日本語吹き替え版でもジェームズ・ボンドの声を任されることになったそうだ。
昭和40年男にとって『007』は、テレビの洋画劇場で放送されていたショーン・コネリーがボンド役を務めていた頃の作品がなじみ深いだろうか。そして、その声を担当していた声優・若山弦蔵。テレビに釘付けになって観た『007』は、“ボンド=コネリー=若山”と一体化してイメージづけられているのではないだろうか。そして『007』は愛され続けるなか、ボンド役は6代目ダニエル・クレイグに変わった。憧れのボンド役の声を昭和40年男が担当していると思うとうれしくなる。公開がとても楽しみだ。
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