昨夜、前号でインタビューをさせてもらった
立川談慶さんの落語を聞きに銀座・日本橋落語会に行ってきた。
今日は編集長と編集部高橋、私こと小笠原の3人である。
落語経験はほとんどない編集部3人衆なのだが、
とはいえ、楽しみで仕方がない。
とくに編集長と私は以前に談慶さんの独演会を見に行き、
落語が面白いものだということを知ってしまったからだ。
まさに日本の伝統芸能の底力に、バットで頭をぶんなぐられた感じで
それ以来、二度目の落語というわけなのである。
高橋は初めての落語体験。
3者とも期待に胸を膨らませての会場入りだ。
会場は銀座にある銀座ブロッサムの中央会館。
900人も収容するでかい箱である。
前回は300人クラスだったから、ざっと3倍入る会場だ。
前座から始まって、談慶さん、たい平さん、談慶さんと4席が披露され、
全部で2時間楽しめる落語会であった。
談慶さんもすばらしかったけれど、
今回はゲスト(?)の林家たい平さんのすごさが際立っていたと感じた。
談慶さんが「相撲にたとえれば朝青竜に向かっていくようなもの」と言っていたけれど
そう言いたくなる気持ちもわかる。
流麗な話の流れに乗せて会場をドカンドカン笑わせる。
落語だってすごい。
素人からみての感想だが、登場人物の演じ分けのメリハリというか
キャラクターがはっきりと表現されていて、
よく一人でこんなにできるなとため息が出る。
それに演じているその場の臨場感というか雰囲気というか、
たとえば、緊張する場面では緊張感がビシバシ伝わってくる。
こりゃ名人芸だと納得させられてしまった。
笑いっぱなしの2時間で、ほっぺたが疲れてしまうくらいすばらしい落語会だったのだ。
談慶さん、お招きありがとうございました。
すっかり落語の面白さにはまった編集部3人衆なのであった。
落語の面白さを知らない方は、ぜひ一度会場に足を運んでみることをオススメします。
初めてでも、絶対に楽しめると思いますよ。
◆副編集長:小笠原
北海道生まれの35歳。仕事以外にこれといった趣味はないが、最近会社でコーヒーを豆から淹れることを覚えた。よりおいしく淹れるため、試行錯誤するのがちょっとした楽しみの一つになっている。